アーカイブ : 2011年 5月

ラジオ収録の準備・・・

僕がNPO法人 食の未来研究所の所長として、
毎回、ゲストをお招きし、食について語り合うという
ラジオ番組「若山祥夫 食の情報最前線」
(ラジオ日本(AM1422KHz)、毎週日曜日の朝7:45から8:00まで)
の収録日が、立て続けに2日間、追加決定した。
来週7日の収録にプラスして、2日と9日の2日間だ。
7日は、インドネシア大使館へ伺っての収録、
この2日間は、収録スタジオでの収録となる。

収録には、かなりの準備が必要だ。
ゲストが決り、そのゲストのことを調べ、
取り上げる食材を決め、
その食材に関すること、
その食材に含まれる栄養素のこと、
その食材を使ったレシピ開発・・・
毎回、膨大な量の資料や書籍を集め、収録の流れを決めていく。
それが、台本となるのだ。

2日のゲストは、「霧島国際音楽祭」へ出演なさるアーティストだ。
収録日まで3日間しか無い。

放送という表の舞台に繋がる、収録のための準備・・・、
かなり、タイトな日々が続きそうだ・・・。

暑い夏・・・机回りが快適?

毎週日曜日の朝7:45から8:00までの15分だが、
ラジオ日本(AM1422KHz)で
「若山祥夫 食の情報最前線」が放送されている。

昨年の9月5日の放送が第一回目で、
昨日は、39回目の放送であった。
僕がNPO法人 食の未来研究所の所長として、
毎回、ゲストをお招きし、食について語り合うという番組だ。

昨日放送分のゲストは、ANAセールス㈱の担当の方で、テーマは「ゴーヤ」。
全日空が、明日まで行っている
「夏バケ 沖縄」キャンペーンにかけた食材だ。

来週、再来週は、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでの
収録の様子が放送予定だ。

来月7日には、インドネシア大使館で、
インドネシア日本大使との収録が決定した。
テーマの食材を何にするか・・・プレッシャーがかかる・・・。

さて、便利な机回りのグッズを購入した。
ロアス USBコンパクトせんぷうき ブルー UA-036BL
小型の扇風機だ。
USBで、パソコンに接続しても、電池を入れても、動く。
電池で動くところが嬉しい。机の上の好きなところで使うことが出来る。
また、鏡が付いているので、これまた、便利なのである。

基準を変えるならそのバックグラウンドが大切

27日のことになるが、
文部科学大臣は福島県内の児童生徒が受ける
放射線量を今までの年間20ミリシーベルト(mSv)から、
年間1mSv以下を目指すと、
記者会見で述べたとのニュースが流れた。

この記者会見で、大臣から、どうしてこの1mSvという
数値目標が出てきたのかの理由や説明が
あったのかどうかは知らない。

だが、1mSvという数値は、放射線量が与える
人体への影響の側面から、日本で用いてきた安全指針だ。
すなわち、この1mSvは、
「一般人が1年間に曝されて良い人工放射線の限度」
「放射線業務に就く女性が、妊娠を知った時から
出産までに曝されて良い放射線の限度」
とされてきた数値だ。
これを、福島原発事故後から、何の理由も示さないで、
子どもに対して、一般人が1年間に曝されて良い
人工放射線の限度1mSvの20倍の20mSvに
引き上げたのは、文部科学省なのだ。
この数値を、子どもに対しての事に限定して、
従来の数値に戻すというのだから、
その理由を求めることが大切だと思う。
20mSvに引き上げた理由も聞いたことがないから、
求めてみても駄目なのかも知れないが・・・。
もし、理由がないなら、
「従来決められていた1mSvを20倍にしたのは誤りだった」
と述べるのが本来の姿勢だろう。

被曝線量が高いと思われる地域の方々、その地域のお子さんに対して
・・・・
これからは、是非、細かな範囲での放射線量のモニタリングをして、
外部からの被曝量を、しっかり把握できるようなデーターを取得して、
国は公開するようにして欲しいものだ。
モニタリングをする高さも大切だ。
子どもの背の高さ、子どもがしゃがんで遊ぶ時の高さ・・・が求められる。
もし、国や自治体が、自分の地域の放射線量を測定してくれないのなら、
自主的な測定も必要となるだろう。
得られたその数値は、後生において、決して無駄にならないと考える。

銀座 小料理「天城」

昨日は、デザイナーのR氏との打ち合わせ。
発想が広がる打ち合わせには、美味しい食と、
出来れば少々のアルコールの存在が必要だ・・・。

ということで、昨日は、銀座に新しく開店した小料理屋さんを訪ねた。
僕は2回目だったのだが、1回目でお店の店主・伊藤氏と
スタッフの和田氏と妙に盛り上がり、
本物の製品が集まる【本物の市場】で取り扱っている、
純米酒「夢の結祥」を、お店で扱ってくれることになったのだった。

純米酒「夢の結祥」は、料理に良く合って飲みやすい日本酒だ。
日本酒が苦手な方々からの「美味しい!」というお声も多くいただいている。
6月からは、アメリカへの輸出が開始される。
おそらく、外国の方の口にも合うに違いない。

さて、その純米酒「夢の結祥」を置いてくれている銀座の小料理屋さん
・・・店名は「天城」だ。
店主の伊藤氏が伊豆の天城出身ということで・・・。

小料理ということで、メニューの中から、一品一品オーダーするという、
実は僕にとって、ワクワクするスタイルだった・・・が、
初めて来た時の帰り際に、
「おまかせコース」なんてあったら、接待の時とかに便利だと思うよ
・・・と言った僕の一言で、昨日は、メニューの中にしっかり、
おまかせコースが入っていたのだった。

韓国文化院のホームページで紹介された・・

昨日の午前中の時間で、(財)日本野鳥の会の東京本部へ伺った。
新しい展開が期待できるかも知れない。

さて、ラジオ日本(AM1422KHz)で好評?放送中の
「若山祥夫 食の情報最前線」(毎週日曜日朝7:45~8:00)、
先日の放送は韓国文化院へ伺っての収録の放送だったが、
その時の収録の様子が韓国文化院のホームページで紹介された。
嬉しいことだ。

再来週はインドネシア大使館での収録がほぼ決った。
ゲストは、大使になるらしい。
これまた、嬉しいことである・・・番組が評価されている結果だから・・。

一瞬を大切にしないと・・悔いが残る

昨日の夕方、渋谷にあるセルリアンタワー東急ホテルに向かった。
僕の卒業した中学高校の理事会に呼ばれたからだ。
中学高校は品川区西五反田にある攻玉社学園だ。

攻玉社学園の歴史は古い。
文久3年・・・1863年が開校だから、150年程の歴史がある。

この攻玉社学園の評議委員就任の依頼があり、
お受けしたので、その紹介のため、
昨日開かれた理事会に呼ばれたのだった。

新しく評議委員となったのは、僕も含めて12名。
理事会途中から、部屋に入り、一人づつ自己紹介・・・
評議委員としてどのようなことをするのかは、
余りよく理解していないが、歴史ある我が母校の
少しでもお役に立てれば・・・。

理事会の終了後に予定されていた懇親会は、
次の予定のため出席せず、「時間ある限り歩いてみるか・・」
ということで、ホテルから銀座方面目指して、六本木通りを歩いた。

青山7丁目では、かれこれ20年以上前に行ったことがある
レストランを思い出し、ちょっと脇道に逸れてみた。

記憶の中の光景と、全く変わらない六本木通りから
一本入った路地・・・
確か・・「1964」という数字だけのレストラン・・・
もガラス越しに見えるキッチンの様子は、昔のままだった。
ただ、「1964」という看板は掲げられてなかった。
もしかしたら、レストランはもうやっていないのかも知れない。
店名の「1964」は、オーナーの誕生した年だと聞いた記憶がある。
店の前を通り過ぎて、引き返し、
もう一度、窓越しに店の中を見たのだが、
その中の人の気配に、思わず、目を逸らせてしまった・・・。

歩き続けながら、「声を掛けてみれば良かった・・・」と・・・
だけど、悔いてももう後の祭りだ。

約1時間半かけて銀座に到着。
K社長と食事をしながら、いつも楽しい、
そして未来へ繋がる技術に関する打ち合わせを、
たっぷり堪能したのだった。

早朝から免疫アップ・・・

日付が今日に変わってから、1日遅れの朝を迎えるロサンジェルス
・・・今日の午前2時からロサンジェルスとのやり取りが始まる。

「今から寝るのですか?」
「今、起きたのですか?」
・・・良く質問されるが、日々こちらの状況は変わっているので、
明快な答えは無い。

やり取りを終えて、住んでいるマンションのゴミ置き場へ、
ゴミ出しをする場合がある。
深夜というか早朝というか、この時間は、
他の住民とは、まず会わないので、ラフな部屋着&サンダル履き
・・のスタイルが可能だ。

ゴミ置き場は、ゴミ出しのルールが細かく決められている。
燃えるゴミ、燃えないゴミ、ペットボトル本体、
ペットボトル蓋、瓶、カン、新聞、雑誌、段ボール・・・
これがしっかり守られていれば、ゴミ置き場は整然となっているはずだ。
・・・が、守らないヒトが時々居る。
本当に住民なのかなあ・・・と思えるくらいに、ルールを守らない。

ラベル、蓋がそのままのペットボトル、
束ねられていない雑誌・新聞、
決められた場所ではないところへの放置・・・、
この様な状態を見ると、早朝から免疫が下がるのであった・・・。
下がったままだと、一日が台無しになってしまう。
だから、部屋に戻って、5時前の出発の時間までは、
大きな夢の実現に思いを馳せる。
ワクワクしてきて、自然に免疫力はアップする。

明日へ繋がる打ち合わせ

今週は、昼も夜も打ち合わせが続く・・・
といっても、いつも通りといえばそれまでなのだが、
今週は特に多いような気がする。

打ち合わせ相手のほとんどが、経営者やそれに準ずる方だ。
業種は多岐にわたる。
企画・営業・デザイン・広報・技術・・・、
打ち合わせのための打ち合わせ、
というのが良くあるが、それでは駄目だ。

いずれも、時間を割く限り、未来へ繋がるものでなくてはならない。

良い打ち合わせは、
今までの自分の積み重ねの確認が出来る事と、
未来への展望が開ける事に繋がっていくのだ。
また、相手との信頼関係が深まることにも繋がる。

昨日は長野と東京で・・・今日は、都内と横浜で・・・打ち合わせが続く。

アルカリイオン軟水【矢祭の水】

国内トップクラスの天然アルカリイオン軟水「矢祭の水」は、
約100年前の雨水が花崗岩を、100年かけて
ゆっくり浸透してきて地下水となったものだ。
pH9.1、硬度7.0 の数値は、確実に国内トップクラスだ。

実際に口に含んでみると、水の旨みが口に広がり、
スーッと入ってくる感じで、飲みやすい。
冷やさないで、常温で他の水と飲み比べると、
もっとその違いが良くわかる・・・
といっても、知るヒトは限られている。

ただ、飲んだ方々の反応が良く、
【本物の市場】にて、発売以来約2年間で、
ようやく広がり始めた矢先の3月11日の大震災・・・。
大きな揺れによって、水脈に濁りが生じてしまったため、
約2ヶ月半、濁りが収まるのをずっと待ち望んでいたところ
・・ようやく、元の澄んだきれいな水に戻ったとの報告があった。

水質分析、関係機関への申請を至急行って、
一刻も早く、また【本物の市場】で扱えるようにしたい。

発表のためだけの整理なら、不要だ

僕のバイオ関連の研究生活は、
紀文勤務3年目から2年間、派遣された
東京大学応用微生物研究所(現:東京大学分子細胞生物学研究所)
で始まった。

派遣2年目の1983年の日本農芸化学会関東支部が、
学会での口頭発表のデビューだ。
以来、醗酵工学会大会、日本農芸化学会大会を中心に、学会発表をしてきた。
データーを整理し、考察し、結論を導き、それをスライドにまとめ・・・
今はパソコンが発展しているので、発表の資料はまとめやすくなっているが、
当時は、スライドにまとめるだけでも大変な作業であった。
でも、大変な反面、学会での発表は、研究者としての晴れの舞台であるから、
楽しい作業でもあった。

さて、福島原発事故の対策統合本部で政府、原子力安全・保安院、
内閣府原子力安全委員会、文部科学省と東電の関係者が
一同記者会見を連日行っている。
この時の発表を見ると、発表用資料を作成するための、そのデーターの整理に、
膨大な人手と作業時間がかかっているのだろうな・・・と思う。
おそらく、最前線の現場でも、本部へ送るためのデーターを、
生データーから整理しているのだろう。
記者会見を見ていると、現場の緊迫感は伝わってこない・・・。
危機的な数字でも、淡々と読み上げる担当者・・・、
発表をこなしているだけ・・・と感じるのは僕だけであろうか・・・。

確かにきれいにまとまった資料を発表する事は大切かも知れないが、
いまやるべき、最優先は、データーをきれいに整理して発表する事ではなく、
刻々と出されるデーターを解析し、次の手を打つべく指示を出すこと・・・
これが、対策統合本部がすべきことだろう。

韓国文化院で得た知識・・・

昨日、朝7時過ぎのJALで羽田を出て、
宮崎空港に着いたのは、9時過ぎだった。
空港には、お世話になるK社長が迎えに来てくれた。
K社長の車で、鶏の飼育農場、鶏の加工工場を案内していただいた。
将来へつながる可能性を感じることができた。

さて、明日の朝7時45分から、ラジオ日本(AM1422KHz)で、
放送される「若山祥夫 食の情報最前線」のゲストは、
韓国大使館 韓国文化院の姜 基洪院長で、
テーマは韓国と言えば・・・という食材「トウガラシ」だ。

収録は四谷にある韓国文化院で5月13日に行ったのだが、
そこで、面白い話を聞いた。

韓国では、部屋に入る時や、家の玄関などで、靴を脱ぐ際、
脱いだそのままの状態で、部屋や家に入るのだそうだ。
日本では、普通、脱いだ靴を前後返すのが礼儀作法と言われているが、
韓国ではそうしない・・・
理由は、靴の後側を部屋や家の方向へ向けて揃えるということは、
早く帰りたいとの意志を表すと考えられるのだそうだ。
ふーん、文化の違いは面白いなあ・・・と思っていたら、
昨日のJAL便の機内にある機内誌の浅田次郎氏のエッセイに、
この韓国での靴の脱ぎ方が書いてあった。
僕はすでに知っていたので、ちょっとばかし、良い気分になったのだった。

連続での ラジオ収録・・・

昨日は全日空の担当の方をゲストにラジオ収録。放送は5月29日の予定だ。
今日は、宮崎に出張だ・・・

ディズニーランド&ディズニーシーでの収録

昨日は、午前中、東京ディズニーランド、午後からは、
東京ディズニーシーで、それぞれラジオ番組の収録があった。
ラジオ日本(AM1422KHz)、「若山祥夫 食の情報最前線」
(毎週日曜日朝7:45~8:00)の収録だ。

10時の集合時間だが、8時半過ぎに駐車場に着き、
原稿の最終チェックを行おうと、車でディズニーリゾートへ。
楽しいディズニーワールドへの駐車場に向かう車の流れの中で、
一人で車を運転している姿は、ちょっと寂しい・・・。

駐車場の入り口にある料金所では、係りの男性が、料金を受け取り、
車が走り出す際に、にこやかに手を振っているのが、
車列後方に並んでいる僕は見ることが出来た。
一人乗車の僕には、どうするのかな?・・・と思いながら、順番を待った。

「ようこそ、ディズニーへ」・・・笑顔が少々引きつっているような?・・
「五千円からお願いします」

「三千円のお返しです」・・・笑顔の中で、少しの戸惑い?・・・
「ありがとう。」

「いってらっしゃーい!!」・・・・他の車に対するのと同じように、
彼は満面の笑みを浮かべて、手を振ったのだった。

僕はちょっと反応に困ったが、ちょっと頷いて、車を走らせた。
変な場面だった・・・。

さて、午前中の収録は、ディズニーランドで、
期間限定のパレード「ディズニー イースター ワンダーランド パレード」を
見ながらの収録だ。
ゲストは、東京ディズニーリゾートを運営する
オリエンタルランドの広報担当高橋さん。
パレードの音響を背景に、キャスターの松川さんと高橋さん、
そして僕の3人がやり取りをした。
収録場所は、パレードの通り道から少し入ったところにある
ベンチに作った即席スタジオだ。
パレードの音響と、話す声の周波数が違うので、
編集時にパレードの音響を下げることが可能なのだそうだ。
放送が楽しみだ。
放送予定日は5月29日だ。

午後からは、場所を東京ディズニーシーに移しての収録だ。
収録場所は、イタリアのヴェネチアの雰囲気に浸れる
本格イタリアンのお店「リストランテ・ディ・カナレット」のテラス席だ。
運河を行くゴンドラに思わず「チャオ!」と声を掛けたくなってしまう。
ここでは、お勧めのコース料理をいただきながらの収録となった。
前菜、スパゲッティー、窯焼きピッツァ、デザート・・・
僕が食べて感想を言う場面もあった。
以前、番組に出ていただいた彦磨呂さんのようには
なかなか上手く料理を表現できない・・・当たり前だけど。
これまた、放送が楽しみだ。
放送予定は6月5日である。

ショップチャンネルへの生出演は・・・

今日と明日、連続で、ラジオ放送の収録がある。
毎週日曜日朝7:45から8:00までの15分、
「若山祥夫 食の情報最前線」(ラジオ日本(AM1422KHz))だ。

今日は、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーに伺い、
その運営会社であるオリエンタルランドの担当の方を
ゲストに迎えての収録となる。
テーマは、エンターテイメントと食・・・を考えているが、
現地に行って、臨機応変にするつもりだ。

明日は、夕方から、スタジオで、
全日空の担当の方をゲストに迎えての収録がある。
テーマは、現在、全日空がキャンペーン中の沖縄に関連付けて、
沖縄の食材を取り上げる予定だ。

明日の収録は、スケジュールがダブルブッキングとなってしまい、
前からの予定をキャンセルすることになった。
実は、明日の夜8時から、1時間、テレビショッピングの
「ショップチャンネル」で、
食べて若返ると評判の「インジュヴ」のコーナーに
生出演が予定されていたのだった。
開発者として、写真やビデオでの出演という形が続いていたが、
生での出演という、サプライズ企画だった・・・。
残念だが、次の機会を待つことにしようと思う。

研究開発に終わりは無い。

2001年3月、アメリカで、鶏の鶏冠を常温で酵素分解した
新素材について、発表し、その1ヶ月後から、アメリカに広がる原料となった。

以来、アメリカのみならず、ヨーロッパ、アジア、そして日本で、
食べて体の中から若さの源である、
ヒアルロン酸が体の中で増えたとしか考えられない、
喜びの声が多く聞かれるようになっている。

最近では、この素材の化粧品への応用も可能であることがわかってきている。

この素材の裏付けデーターを得ながら、更なる進化をさせようと、
日々、研究開発をしていて、得られる結果があれば、
いろいろな機会において、その結果を発表してきたのだった。

2001年から、10年が経過した・・・

そして、今年に入り、今までの途中経過をまとめて、2つの論文を投稿した。
一歩一歩だが、確実に、技術革新とその裏付けは進んでいる。

「鶏冠由来低分子ヒアルロン酸の化学組成と
ヒト肌への臨床試験による保湿効果」は、
近畿大学農学部紀要 第44号 に掲載された。

「シイタケおよび Flammulina populicola 培養への
低分子ヒアルロン酸を主成分とするニワトリ鶏冠分解物の応用」は、
日本きのこ学会誌へ投稿中だ。

常温酵素溶出【松の葉】に問い合わせ多数・・・

昨日のラジオ日本(AM1422KHz)、
「若山祥夫 食の情報最前線」(毎週日曜日朝7:45~)では、
大妻女子大学の大森教授をゲストに迎えて、食材は「松の葉」を取り上げた。

番組内では、
松の葉そのもの、
松の葉を粉末にしたもの、
松の葉を常温で酵素によって溶出したエキスを粉末にしたもの
・・・をそれぞれ持ち込んで、それらを口にしながら、
未来の食の姿について、語り合った。

番組終了後、常温酵素溶出松の葉のこと、
それとギャバロン茶を合わせて食べやすくした素材のこと
・・・などについて、ラジオ局に多数の問い合わせが多くあった、
ということを、夕方、Yプロデューサーから、お聞きした。
反応があるのは嬉しいことだ。

現在、「丸ごと 松の葉ギャバロン茶」(仮称)として、開発中で、
近いうちに、本物だけが集うサイト、【本物の市場】で、取り扱っていく予定だ。

次のラジオの収録が、明後日に決定した。
今回は、現地に伺っての収録となる。
伺う場所は、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの2箇所だ。

準備する時間が少ない、
どのようなテーマで番組を構成するかが難しい

・・・結構、難題が山積という状況だが、
ピンチはチャンスでもあるから、今日、明日の時間を大切に使って、
良い番組を作りたいと考えている。

【松の葉】の、食の未来の形

今日日曜日、朝7時45分から、ラジオ日本(AM1422KHz)で
「若山祥夫 食の情報最前線」がオンエアされる。
NPO法人 食の未来研究所所長として、
毎回、いろいろな分野のゲストの方をお招きし、
その方にあった食材や食の未来に繋がる食材、
健康に繋がる食の形・・・を取り上げて、
ゲストと共に、掘り下げていくというスタイルだ。

今日放送のゲストは、大妻女子大学大森教授だ。
取り上げる食材は「松の葉」・・・そう、あの松だ。
松の葉には様々な有効な成分が含まれているが、
実際に食す場面は少ない。

番組の中では、この松の葉の未来の形の提案・・・ということで、
松の葉を酵素の力で溶かしたものを、粉末化した素材を紹介する。
粉末化する前のエキスの形では、すでにドリンクの製品化に成功している。

粉末化したものを、実際にスタジオで、
大森教授、松川キャスターとともに、試食したが、
皆さんがこの素材の可能性に期待して頂けた。

特に、この素材と、大森教授開発のギャバロン茶低温微粉末素材
(これも未来の形として、今回試作してみた・・・)とを合わせた、
仮称「丸ごと 松の葉ギャバロン茶」は、
食べやすく、松の葉とギャバロン茶の有効な成分をたっぷり摂ることが出来る。
これまた、未来の食の形である。

是非、オンエアを聴いて欲しい。
現在、今までのラジオ放送のバックナンバーを、
NPO法人 食の未来研究所 のホームページからお聴き頂けるように、整備中だ。

韓国大使館 韓国文化院

昨日は、東京の四谷にある韓国大使館 韓国文化院を訪ねた。
韓国文化院のカン ギホン院長との対談を行うためだ。
東京のど真ん中で、韓国の文化を伝えるための施設が韓国文化院だ。

現地に着いて、広報担当のジョさんに文化院の4階屋上にある、
韓国の伝統家屋・庭園を案内頂いた。
屋上に出た瞬間から、韓国に来たような気分になってしまった。

さて、韓国文化院院長との対談は、
テーマを韓国の食文化について、さらにはトウガラシについて行った。
ラジオ日本(AM1422KHz)で放送中の
「若山祥夫 食の情報最前線」(毎週日曜日の朝7:45から08:00)で、
5月22日の放送分の収録だ。

対談は大いに盛り上がり、1時間弱の対談になった。
これを15分に編集するプロデューサーは大変に違いない・・・。

トウガラシといえば思い出す・・・

ラジオ日本(AM1422KHz)で放送中の
「若山祥夫 食の情報最前線」(毎週日曜日の朝7:45から08:00)で
取り上げる「トウガラシ」、
収録は今日の午後からで、放送は22日の予定だ。
トウガラシは、ナス科トウガラシ属で、世界には、それほど辛くないものから、
劇辛まで、500種類以上のトウガラシが存在する。

その中で今回主として取り上げるのが、韓国のトウガラシだ。
今回のゲストが駐日韓国大使館 韓国文化院  姜  院長ということから、
そのように決めた。

韓国のトウガラシは、旨みと甘みの中に辛味があるので、
沢山使うことで、料理に幅が出る。

実は、僕はトウガラシが大好きだ・・・というより、
体質が、ある時からそのように変化したために
、あのトウガラシの辛味が好きになったのだった。

彼是、15年以上前、毎年、四川省の貴州省貴陽市に行って、
貴陽大学との共同で、研究素材の調整をしていたのだが、
初めての貴陽においてのトウガラシとの出会いが、
僕のトウガラシ好きを確立させたのだ。

そのトウガラシとの出会いは、「辣子鶏」という料理だ。

貴陽での最初の夜・・・
貴陽大学の関係者30数名が出席した歓迎会で、ほぼVIP扱い。
乾杯の後に出された料理が「辣子鶏」・・・
もちろん、その時はその名前さえ知らなかった。

空揚げされた中国トウガラシが、大皿の上にコンモリと・・・。
「トウガラシを食べるわけ?・・・」とよーく見てみると、
トウガラシの山の中にところどころ、
親指の先くらいの大きさの鶏肉が唐揚げされているのが見えてきた。

というわけで、食べるのを躊躇していると・・・
「客人が先に食べなさい・・」と促され
・・・スプーンでパクリ・・・。

そうして大量のトウガラシと少しの鶏肉が僕の口の中に入ってきたのだった。
入ってきた瞬間から、
生まれて初めての香り、痺れ(花山椒による・・・)、辛み、旨み、塩味
・・・さらに噛み進めると口の中に未知のワールドが広がり、
次いで、鼻、耳、毛穴・・・などへもの凄い衝撃と共に、抜けていく。
皆から「凄いね、君は辛さのナンバーワンだ!」と賞賛され、
いい気になって、その後もパクリパクリ・・・。

後で、皆の食べるのを見ていたら、辛さの本場・四川の方々は、
トウガラシを箸で上手く避けて、鶏肉のみを食べていたのだった・・・。
次の日は、体が大変なことになってしまったのだが、
その日以来、貴陽大学の方々からの「辛さのナンバーワン」なる称号をもらい、
トウガラシをどんなに大量に食しても大丈夫な体質をもらったのだった。

「辣子鶏」は、日本語で読み方を書くと、ラーズージー・・・だが、
実際には「ラーチーチー」と聞こえる。

福島原発からの放射性物質拡散はずっと続いている・・・

毎週日曜日の朝7:45から08:00までの15分間、
ラジオ日本(AM1422KHz)で「若山祥夫 食の情報最前線」
という番組を放送している。
NPO法人 食の未来研究所所長として、
毎回、いろいろな分野のゲストの方をお招きし、
その方にあった食材を取り上げて、
ゲストと共に、掘り下げていくというスタイルだ。

5月22日放送予定の収録が明日ある。
今回は、韓国文化院にお邪魔し、院長との対談となる予定だ。
取り上げる食材は「トウガラシ」・・・。

この収録の準備をしなくてはいけないのだが、
昨日は、入れ替わり立ち替わり、来客があり、
収録の準備は全く出来なかった。
今日中にかなりの部分まで仕上げなくてはならない。

昨年の9月5日から始まった番組だが、
明日の収録は、38回目の放送分となる。
一回一回の積み重ねは、大きなものとなるものだ。

さて、福島原発・・その1号機の水棺作業が進められていたが、
実際には、水がほとんど溜まっていないことが分かったという・・・。
ということは、燃料棒はむき出し状態だから、
とんでもないことが起きる筈だが、起きていない。
あるニュースでは、溶解した燃料が、容器の底に溜まり、
そこにわずかな水が存在し、温度上昇を抑制しているのではないか
・・・と言っていた。

・・・うーん、気分は重くなる一方だ。
今、一番の危機である、福島原発・・・
この安定化を国家非常事態宣言下で、目指すべきではないのだろうか。

ただいま、レンタカー利用中

東京の住まいから、仕事場への移動は、車を利用している。
仕事場は、都内・神奈川県に数ヶ所あるし、
「本物の市場」の農場や工場は福島県矢祭町、山梨県甲府市にあるし
・・・ということで、車の走行距離は多くなる。

そのマイカーだが、数日前から、レンタカーを利用している。
マイカーと同じ車種だから、違和感は無いのだが・・・。
マイカーはどこへ行ったか・・・、現在は修理工場で修理を受けている。
そう・・事故を起こしたのだ。
事故といっても、人身事故ではなく対物事故で、
某施設の駐車場に停めていた僕の車に、
相手方がぶつけた、という事故だ。

事故は10数年ぶりのことなので、最初は戸惑ったが、
加入している保険のオペレーターの方の親切なアドバイスによって、
警察を呼び、事故の処理をしていただいた。

どんな小さな事故でも、必ず警察を呼ぶこと・・・
ずーっと教えられてきたことを、
オペレーターの方によって思い出すことが出来た。
あとは、全ての事務処理を、保険会社、車のディーラーがしてくれる。

便利というか、助かる・・・、といっても、
事故は起こしてはならないし、巻き込まれたくは無いものだ・・・。

脱原発を目指したいものだ

中部電力が、昨日の役員会で、浜岡原発の運転停止を決定した。
政府からの停止要請を受けてのものだ。
僕は、要請レベルではなく、命令くらいの強制力を持って、
運転停止をして、まず、目の前にある国民の危機を
除いて欲しいと思っていたから、
中部電力の決定は、まずは良かったと思っている。

ただ、浜岡原発停止に伴う電力不足で、
政府が他の電力会社に、協力を要請する場面では、
協力するためには、原発を動かさないと・・・
と電力会社社長(確か・・関西電力・・?)が
回答している場面をニュースで見た。
浜岡原発を停止しても他の原発が新たに動くのなら、
危機の度合いは低くなるにしても、災害による原発事故の
可能性は無くならない・・・。

他の原発も、地震大国日本においては、
全て、想定外の災害に遭遇する危険があるのだから、
新たな運転は、するべきではないだろう。
そして、やはり、速やかに、中長期的な、脱原発に向かう道筋を、
国は考える必要があるのだろう・・・というより、
それをやらずして、日本の、いや、地球規模の将来は、明るいものではない。

原発による発電は、原子力という魔物を、
人類がコントロール出来るようになってから、
新たに考えるべきだと思う。

確率ゼロでない限り、地震はいつ起きても不思議じゃない

30年以内にマグニチュード8以上の東海地震が
87%の確率で起こると予想されていて、
今、最も危険とされている浜岡原発の運転を停止すべき・・という主張は、
以前より、各方面でなされてきた。

古長谷 稔 氏が書かれた、「放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策」は、
浜岡原発が地震・津波によって、大事故を起こすと警告を発してくれていた。
福島原発の事故とその後の原子炉の状態は、
まさしく、この本に書かれているとおりとなった。

そんなわけで、福島原発の事故以降、浜岡原発のみならず、
すべての原発の停止を求める声が大きくなった。
福島原発事故が、終息の見通しがつかない現在、
原子力発電に対する賛成・反対は関係なく、
まずは、停止させないと、万が一、地震の連鎖が起きたら、
それこそ、日本は沈没してしまうという理由からだ。

だから、6日の夜に行った、浜岡原発の運転停止要請に関する
菅総理の記者会見は、評価された・・・
が、反面、単なるパフォーマンスという、意見も多かった。

政治に素人の僕なんかは、東日本大震災、福島原発事故・・・は、
国家非常事態に相当する・・・と今でも思っているので、
停止要請ではなく、停止命令にすべきで、
その命令は、浜岡原発のみならず、すべての原発に対して行うべきと考えている。
もちろん、電気の需要供給のバランスもあるから、
代替えの供給方法も考えながら、危険性の高い原発から順次の停止命令だ。

さて、政府の中部電力に対する、浜岡原発の運転停止要請を受けて、
中部電力は、結論を持ち越している。
本日、再度、役員会を開く予定らしい。
それはそうだろう・・・。
マグニチュード8以上の東海地震が生じても、安全であると、
国がその存在を認定してきているのだ。
さらに、中部電力は想定外の地震・津波による、福島原発事故を受けて、
津波対策を数年間で行っていくという方針も出している。

中部電力が要請を快諾しないことは、想定内だ・・・と
菅総理が言ったとも報道されている(5月8日、日経新聞)。
さらには、昨日のニュースでは、

他の原発は停止要請しない、
地震が生じる確率が高い浜岡原発は特別なケース・・・

と菅総理が、記者からの質問に答えていた。

地震は、確率の問題で生じる危険度が高くなるけれど、
確率がゼロでない限り、いつ何時起きるかは、誰にもわからないのだ。
現在も、放射性物質を垂れ流している、福島原発の現状を見る限り、
国のリーダーは、真に危機感を持って欲しい、
真にこの国の行く末を考えて欲しい・・・。
単なるパフォーマンスは不要だ。

ラジオ日本「若山祥夫 食の情報最前線」放送中・・・

ラジオ日本(AM1422KHz)で
「若山祥夫 食の情報最前線」という番組を持っている。
毎週日曜日の朝7:45から08:00までの15分間だ。

毎回、いろいろな分野のゲストの方をお招きし、
その方にあった食材を取り上げて、
NPO法人 食の未来研究所所長として、ゲストと共に、
掘り下げていくというスタイルだ。

生放送ではなく、収録・編集による放送だ。
放送時間は15分だが、収録は最低でも30分程となる。
これを15分に編集するプロデューサーが、一番大変だろう・・・
なにしろ、毎週のことだから。

さて、昨日、そのプロデューサーから、電話が入り、
来週の13日に、収録が決ったと連絡があった。
早速、そのゲストが関与するというか、
そのゲストにふさわしい食材を調べ、
僕なりに、決定する。
その食材を取り上げることの了承がプロデューサーから得られれば、
書籍を購入し、また、資料を集めて、台本の案を作る。

この書籍購入の際に役立つのが、アマゾン.com だ。
なにしろ、在庫さえあれば、朝に注文をして、
その日の夕方までに手に入る。
検索も楽だし、書店に行って、購入する手間と比べたら、比較にならない・・・。
アマゾン.com には、大変な世話になっている。
助かる存在だ。

昨日も、プロデューサーからの電話があってから、
関連の書籍を11冊購入し、夕方には手元に届いたのであった。
こうして、作り上げた台本案が通れば、その台本に沿って、
調べ上げたことを肉付けしていく、肉付けされた台本は
僕にとっての収録に際しての資料となるわけだ・・・
こんなことを、毎週、繰り返している。

結構、大変だが、毎回毎回、勉強になるのである。
番組の評判が回を重ねるごとに良くなっていると聞けば聞く程、
力が入ってしまう。

このラジオ番組の放送は、
放送時間中(毎週日曜日の朝7:45から08:00)、
その前週分が、NPO法人 食の未来研究所
ホームページからお聴き頂ける。
そのうちには、バックナンバーもお聴き頂けるようにしていくつもりだ。

実のある質疑応答なら、正しい議論が出来るハズ

昨日、緊急の記者会見で
総理が、浜岡原発の運転停止を中部電力に要請したと発表した。

この30年以内にマグニチュード8以上の東海地震が
87%の確率で起こると予想されていることを受けての決断である。

福島原発の事故以降、日本にある原発、
特に浜岡原発の運転停止の必要性は、
多くの識者が指摘してきたから、
浜岡原発の運転停止が行われれば、
国民の不安はかなり低減されるだろう。

発表後、記者からの質問があった。
正確ではないかも知れないが・・・書いてみる。

「今まで、中部電力は、マグニチュード8.0の東海地震が起きても、
浜岡原発は安全だと言い続けてきたが、
その安全宣言のどこが危険と判断した結果の運転停止なのか?」
総理の答えは・・「30年以内にマグニチュード8以上の東海地震が
87%の確率で起こると予想されている」

「運転の停止要請ということだが、もし、中部電力が断ったらどうするのか?」
総理の答えは・・「法律上の中止命令は出来ないので、
要請をした」

いずれも、答えになっていない。

この答えで、質問をした記者は満足なのだろうか。
このような問答で、記者会見をしたという、実績だけが残れば良いのだろうか。

真剣なやり取りの記者会見、
その会見に基づいた報道、
記者の意見・・・などを知りたいものだ。
そのことによって、国民の中でも議論が活発になるのではないか。

大きな夢の実現を目指す想いは、強い力を与えてくれる

僕の仕事、「研究開発」の基本は、体を動かして・・・
というよりは、頭を働かせて・・・ということが基本だから、
それこそ、寝ている間もフル稼働しているといっても過言ではない。

先人の教え→現状の把握→仮説の設定→検証→
現象の発見→検証→ブレークスルー→成果→評価
・・・こんなことを、それこそ無数にあるテーマにおいて、
日々、こなしている、、、と思っている。

勇気あるチャレンジ、
勇気ある前進、
勇気ある熟慮、
勇気ある後退、
勇気ある撤退

・・・の繰り返しの日々を過ごしているのかもしれない。

いや・・確実にそのように日々、過ごしているのだが、
それを支えてくれているのが、
胸に秘めた大きな夢の実現に向けた強い想いだと思う。

命に関わる重要なデーター公開、いくらなんでも、遅すぎる

昨日のニュースで知ったのだが、
原子力安全委員会のホームページで、
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の
計算結果が公表されるようになった。

早速、見てみたが・・・3月11日の当日から、現在まで、
1時間毎の放射性物質の拡散の様子とその濃度がしっかり見ることが出来る。
こんなに、重要なデーターを、なぜ公開してこなかったか・・・。
政府の言い方は「国民に無用な混乱を生じさせぬように・・・」だ。
国民は馬鹿ではない。
自分の判断で情報を把握し、行動出来る。
データーが当初から公開されていたら、政府の3キロ圏、10キロ圏・・・
などの避難指示が有る無しに関わらず、
自分で、様々な対応が出来たであろう。
そのことによって、初期の大量被曝を防ぐことが出来たであろう。

このデーターの公開が50日以上にわたって、
また一番危険であった3月15日の大爆発後の数日間にわたって、
なされなかったこと・・・
これは、必ず糾弾されなければならないだろう。

国は、我々の命を守ってくれるものだと、
信じていた僕も含めた多くの方々は、
真剣に、国のあり方を考えなければならないと思う。

原発事故の終息無くして、何も進まない

世の中はゴールデンウィークだ。
例年なら、初夏を感じながらの楽しい一時を・・・となるわけなのだが・・・、
今年は、そのような気分になれないヒトが多いのではないだろうか。

原因は、福島原発事故が、まだ終息していない、
終息の目処も立っていない・・・ということにあると考える。

政府、原子力保安院、原子力安全委員会、東京電力合同の
記者会見が開かれるようになったが、
それぞれが、責任回避、責任のなすりつけ合い・・・
ばかりをしているように感じる。
記者からの質問もあまり迫力は無いし・・・。

福島原発の現場では、日々、壮絶な戦いが繰り広げられているのだろうが、
この記者会見を見ている限り、その現場での動きが伝わってこない。
毎日が、ただただ、過ぎ去っていって良いのだろうか。

テレビでは、コマーシャルが復活し始め、
バラエティー番組もほぼ普通に放映されるようになってきている。
だが、原発事故は現在もなお進行中であるということを忘れてはならないと思う。

力強い、復興への道のりを歩み始めるのも、
一刻も早く、原発周辺の地域を除染し、地元での安全な暮らしを再びするのも、
国民いや人類が再び、安心して暮らせるようになるのも・・・
福島原発の放射性物質拡散の終息と、
これからの原子力利用の道筋を付けること、
今ある原発のひとまずの停止をすること・・・がはっきりしてからのことである。

福島原発の終息が今最も重要な、緊急な課題であるこの時期に、
この課題の解決に先頭に立って、現場の士気を高め事に当たり、
終息への道のりを示し、国民に明るい希望を与えねばならないこの時期に

・・・我が国のリーダーは、家族で、外食を楽しんだという。

そんなニュースを見て、なんとなく、
居たたまれない気持ちになるのは僕だけなのだろうか・・・。

「原発事故にどう立ち向かうのか?」講演会報告

先月26日の午後と夜、2回にわたって、
緊急の博士講演会を、僕が所長をしている、
NPO法人 食の未来研究所 主催で行った。

演題は、「今ある危機! 原発事故にどう立ち向かうのか?」だ。

急に開催が決り、しかも平日開催にも関わらず、多くの方にご参加頂いた。
参加費を2000円いただいたのだが、お約束通り、
当日の募金も含めて、全額を、
昨日(2日)、あしなが育英会「東日本大地震津波遺児への募金」へ、
寄付させて頂いた。

総額、236,853円。
NPO法人 食の未来研究所のホームページでもご報告させて頂いている。

あしなが育英会への寄付は、僕の一存で決めさせて頂いたが、
それは、僕とあしなが育英会との深い繋がりがあるからだ。
僕は、5歳の時に父を交通事故で亡くしている。
交通遺児として、育ち、高校・大学へは、
今は、あしなが育英会に引き継がれた
「あしなが運動」による交通遺児育英奨学金で、行くことが出来たのだった。
大学卒業後は、あしなが育英募金を、町で見かければ、募金をさせていただき、
また、あしながおじさんとして、僅かではあるが、災害遺児の進学の
お手伝いをさせていただいている。

あしなが運動で、高校・大学へ進学できた先輩・後輩には、
著名な医師・国会議員・大学教授・弁護士・芸術家・経営者・・・など、
優秀な人材が多い。
僕なんかは、まだまだその域には達しないけれど、育ててくれた、
あしなが運動を継承している「あしなが育英会」の
少しでもお役に立てればと日々思っている。

子ども達は、環境を簡単には選択できない・・・

昨日は、参議院の予算委員会があった。
昨日も、数多い質問の中で、一般人が年間に被曝して良い
限界人工放射線量を1年間当たり1mSvから20mSvへ引き上げた事の是非、
さらには幼児や小学生にまで限界値を引き上げることの是非・・・
が問われていた。

政府側の回答は、相変わらず、
原子力安全委員からの助言に基づいているから、
安全であるということに終始していた。

聞いていて、どうも当事者意識にかけていると強く感じた。
実際に、放射線被曝への不安を抱えている周辺の住民の方の身になって、
考えて欲しいものである。

もし、自分の家族や子どもが当事者なら、どうしたのだろうか。

昨日、国会で、政府側の答弁をした、
総理はじめ各大臣、原子力安全委員会委員長、東電の社長・・・
自分の小学生の子どもを、放射線量の高い地域に住まわせ続け、
基準を引き上げられて「安全」とされる、学校へ通わせ続け、
地産地消の名の下で基準値以下とは言え、
汚染された食材で作られた給食を食べさせ続け、
同じく汚染された水道水を飲ませ続け・・・
そんなことを、平常心でできるのであろうか。

将来ある子ども達を、空気から、食から・・・
外部被曝、内部被曝に曝し続けてはならないと考える。

引き上げた基準値以内だから安全・・・は、本当か?

今日からもう5月だ。
日が経つのは早い・・・一時一時を、充実させて生きることが、
充実した人生に繋がっていくはずだから、
無駄な時間の使い方はしたくはない・・。

さて、昨日の報道から・・・、
相変わらず、原発の問題を取り上げなければならないことが残念だが、
原発問題の終息が無い限り、無理なのかも知れない。
報道を聞けば聞く程、見れば見る程、何とも言えぬ腹立ちを感じるのである。

一昨日の、小佐古東京大教授の内閣官房参与辞任の記者会見を受け、
昨日の国会では、一般人が年間に被曝して良い
限界人工放射線量を1年間当たり1mSvから20mSvへ
引き上げた事の是非が問われていた。
総理はじめ、閣僚の答弁は、
「原子力安全委員会の指針に基づいて決めている・・」
「特に児童の健康状態を注意深く見守っていく・・」など、
責任転嫁、楽観・・・に終始していた。
通常の限界被曝放射線量を20倍に引き上げたということは、
リスクも20倍になったと考えるのが普通だ。
そもそも、国際的な基準で、長年、決められてきた基準を、
簡単に引き上げて良いのだろうか・・・。

さらには、昨日のニュースで、福島など1都4県で23人の母乳を
調査した結果、7人から微量の放射性物質を検出したと、
厚生労働省が発表したというニュースがあった。
3月11~14日の間に原発から30キロ圏内にいた1人から
1キログラム当たり放射性ヨウ素3・5ベクレル、放射性セシウム2・4ベクレルを検出。
ほかにも現在、茨城県内に住む5人と千葉市の1人から
8・0ベクレル~2・2ベクレルの放射性ヨウ素を検出したという。
いずれも、牛乳・乳製品の暫定規制値である
放射性ヨウ素が1キログラム当たり100ベクレル、
放射性セシウム200ベクレルからみれば、
基準値の10%未満だから、乳児がその母乳を飲んでも、
「乳児の健康には影響がない」というのが、厚生労働省の見解だ。
でも、この基準値も、福島原発事故後に、
放射性ヨウ素、セシウムともに、10ベクレルという基準を
大幅に引き上げたものだ。

本当に、この国は、これからを背負っていく若者達や、
国民の命をどう見ているのだろうか。
こんな姿勢に、放射能安全学がご専門の、
小佐古東京大教授は嫌気がさしたに違いない。