原発事故の終息無くして、何も進まない
世の中はゴールデンウィークだ。
例年なら、初夏を感じながらの楽しい一時を・・・となるわけなのだが・・・、
今年は、そのような気分になれないヒトが多いのではないだろうか。
原因は、福島原発事故が、まだ終息していない、
終息の目処も立っていない・・・ということにあると考える。
政府、原子力保安院、原子力安全委員会、東京電力合同の
記者会見が開かれるようになったが、
それぞれが、責任回避、責任のなすりつけ合い・・・
ばかりをしているように感じる。
記者からの質問もあまり迫力は無いし・・・。
福島原発の現場では、日々、壮絶な戦いが繰り広げられているのだろうが、
この記者会見を見ている限り、その現場での動きが伝わってこない。
毎日が、ただただ、過ぎ去っていって良いのだろうか。
テレビでは、コマーシャルが復活し始め、
バラエティー番組もほぼ普通に放映されるようになってきている。
だが、原発事故は現在もなお進行中であるということを忘れてはならないと思う。
力強い、復興への道のりを歩み始めるのも、
一刻も早く、原発周辺の地域を除染し、地元での安全な暮らしを再びするのも、
国民いや人類が再び、安心して暮らせるようになるのも・・・
福島原発の放射性物質拡散の終息と、
これからの原子力利用の道筋を付けること、
今ある原発のひとまずの停止をすること・・・がはっきりしてからのことである。
福島原発の終息が今最も重要な、緊急な課題であるこの時期に、
この課題の解決に先頭に立って、現場の士気を高め事に当たり、
終息への道のりを示し、国民に明るい希望を与えねばならないこの時期に
・・・我が国のリーダーは、家族で、外食を楽しんだという。
そんなニュースを見て、なんとなく、
居たたまれない気持ちになるのは僕だけなのだろうか・・・。