アーカイブ : 2011年 8月

気持ちを切り替えるのは、やはり「食」だ。

一昨日の29日は、朝から、神戸・大阪へ。

昼食は、企画会社のA社長、
夕食は、販売会社S社長とそのスタッフ3人と、昼食、夕食を摂りながら、打ち合わせ。連続の打ち合わせは、結構きついのだが、
やはり、美味しい食事、楽しい会話、未来に繋がる意識の高まり・・・があれば、
そんなものは吹っ飛んでしまう・・・はずだったのに。

昨日、書いたように、夜の打ち合わせで、一日が散々なものになってしまった。

普通、こんな気持ちは、その日のうちに打ち消しておくべきで、
嫌な疲れを癒すのは、独りになってからのクールダウン&気持ちの切り替え。

一昨夜も、独り、定番のバーへ。

ただ、若手のバーテンであるO氏が休みだったのが残念で、
いつもの、クールダウン&気持ちの切り替えが出来なかったのだった。

昨日は、朝一番の飛行機で、羽田へ。
羽田から新横浜の事務所へ直行。

気持ちは、切り替えなくてはいけないので、
こんなときには、一昨夜の会話の内容ではなく、食事を思い出すようにする。
料理そのもの、そして、それを提供してくれる大将やマスターには、罪は無い。

悪い打ち合わせは後味悪い

昨日から大阪入り。

あまり良い話し合いでは無かった・・・。

利益を追求する話し合いより、将来の夢を語り合う打ち合わせの方が、
格段に有意義だ。

一時間後には、伊丹空港から機上の人となる・・・。

当たり前だけど・・・、写真は歴史をしっかり刻んでいる。

昨日、僕が産まれるかなり前の古い写真、
僕が、そして妹が産まれてからの古い写真、
妹が家庭を持ち、僕が家庭を持ち、現在に至るまでの写真

・・・を整理しようと、実家から、まずは、かなり前の古い写真が整理してある
アルバムを12冊運んだ。

もちろん、白黒写真のそれは、軽く60年近い年月を経ているにもかかわらず、
しっかりと、その時代の、人物、町並み、家屋、生活、乗り物・・・を伝えてくれている。
かなり古いカラー写真は、色あせて、あまりパッとしない。
白黒写真の凄さを、改めて感じてしまう。

整理していくつもりが、ついつい、懐かしさに浸ってしまい、
時間ばかりが経ってしまった。

11月3日に予定しているイベントに、スライドショーにして、
使うつもりなので、空いた時間を見ながら、データー化していくつもりだ。

そのイベントとは、僕の父の、五十回忌だ。

一言で、五十回忌というが、
母にとっては夫の、
僕と妹にとっては、父の・・・五十回忌を、
実際に行うことは、そう簡単にできるものではないだろう。

素朴な疑問に答えるのは、結構大変な作業なのだが・・

昨日は、一昨日に引き続いて、東京国際フォーラムで開催された物産展。
一般の方々が対象の日だった。
多くの方々へ、「本物の市場」のことを知っていただいたに違いない。

物産展の現場で、試食のご提供、物販などに、奮闘している、
スタッフを激励するために、ちょっと、顔を出し、
あとは、他のブースの様子や、来場者の方々の様子をチェックして、会場を後にした。

事務所へ戻り、来月9月に、テレビ通販最大手の「ショップチャンネル」で、
リニューアル販売される、「インジュヴスーパーオリゴマー」への対応に追われた。

従来の糖衣錠タイプからソフトカプセルタイプへのリニューアルに伴い、
放送中に使うフリップの内容や、ゲストのトークの内容もリニューアルするのだが、
すべて、厳しい広告表示審査を受けるのだ。

その審査の指摘に対して、一つ一つ、裏付け資料を準備し、
また、開発者としての署名入り証明書を準備したりするのである。

審査する側の素朴な疑問に対して、
「おいおい、そんなの常識・・・」と言いたいのをグッと堪えて、答えを導いていく。

素朴な質問であればあるほど、こちらも、解りやすく解りやすく、答えなくてはならない。

結構大変な作業なのだが、こんな作業が実は、
いろいろな気付きを与えてくれることがある。
何事にも手を抜いてはいけないのだ・・・。

物産展に参加・・・今日は、一般の日

昨日は、東京国際フォーラムで開催された物産展。

ここに、初めての試みで、「本物の市場」として出展・・・。

スタッフは、前日から会場入り。

事前の準備をしてくれた。

農林水産省やら、経済企画庁やら・・・国もバックアップしてくれて、第一回目の開催だ。

「本物の市場」の小さなブースに、
国内トップクラスのアルカリイオン軟水【矢祭の水】、
独自製法による【丸ごとゆず皮ゼリー】、【丸ごと・玄米】を出品。

昨日は、バイヤーだけが来場可能な日だったが、
こんなに、バイヤーっているんだ・・・とびっくりするくらいの列が、
受付に途切れることがなかった。

今日は、一般の消費者が参加するイベントとなる・・・。

出版、11月末に延期・・・

昨日、夕刻から、出版関連の打ち合わせ。
ここ数日、打ち合わせを重ねている。

打ち合わせと言っても、出版元予定の、S社長へ、当初予定変更のお願いが主である。

7月に、僕の、食への思いを本にしてみたら・・・?とのお話を頂いて、
原稿締め切り8月末、9月末出版のスケジュールで進み始め、
編集者のTさん、Hさんと、実際の作業を進めてきた。

「若山ワールド」を出したい・・・ということで、進めてきたが、
まあ、僕の文才の無さも手伝ってか、上手く伝わらず、
赤ペンだらけの原稿が戻ってくる状態が続いた。

もし、妥協して良いなら、数日後の締め切りには間に合ったろう・・・が、
せっかく頂いた話なのに・・・、
また、S社長との打ち合わせ時、僕の思いや考えを伝えて
大いに盛り上がったことから始まった話なのに・・・、
ということで、締め切りの延期=出版の延期を僕から言い出したのだった。

二転三転したのだが、結局、S社長の最終の一言で、
編集者に、食関連の知識が豊富なT氏が加わり、
11月末の出版を目指す方向に決ったのだった。

割合、保守的な要素が多い「食」の分野に、
技術革新を起こしていると自負しているのだが、
その「若山ワールド」の一端でも、著わせることが出来たら、うれしい・・・。

常にワクワクしながら、生き抜く

普段の移動手段は、自ら運転する車を主としている。

走行距離は、結構多い。

1年間で、2万数千キロだから、普通のヒトよりは多い方だろう。

昨日の夜遅く、新しい車が、納車となった。

20年も前なら、新車が到着する日をワクワクして待っていたのだろうが、
ここ最近、2年くらい毎に変えている車に対して、
そんな気持ちを持たなくなってきている自分に気付く。

車は動けば良いと考えているのと、
車のこと以外に、考えねばならぬ事が頭の中を駆け巡る、
常にワクワクしながら、日々を過ごしているというのが、
新車に関する無関心さの根底にありそうだ。

昨日の夜、新車の長所、操作の方法・・・をしきりと説明したがる営業マンM氏も、
僕の、「早く納車を終えて欲しい!」オーラに圧倒されて、戸惑ったことだろう。
M氏としては、納車の時に、説明すべき事がマニュアルになっていて、
それを実行して、僕に、サインをもらわねばならぬのだから、
戸惑うのもしょうがない・・・。

深夜、早朝の動きは、何文の得なのだろうか・・

昨日は、国内トップクラスのアルカリイオン軟水【矢祭の水】を共同で開発している、
矢祭町特産品開発協議会の高信会長と、本物の市場のスタッフと、僕の3人で、
【矢祭の水】の充填作業を朝8時から夕方遅くまで行った。

昨日の朝の6時半過ぎに矢祭町に着く。1時間と少々、宿泊先である
「ユーパル矢祭」で、熟睡後、作業開始。

通常は4人から5人での作業だから、3人となると結構大変なのだが、
この3人とも・・・自称、仕事速い人間ということで、
無言の中ではあるが、それぞれの持ち場を中心に、
遅れている作業に適時加わったり・・・ということで、
これぞ、プロの仕事人!って感じだった。

暑さの中での作業は、きついのだが、幸い、昨日はまだ8月というのに、
涼しいくらいの気温。
それでも、スポットクーラーは全開、そして3人とも大汗かきながらの作業となった。

このような現場での作業をしていると、30年以上も前の、
紀文横浜工場でのかまぼこ製造作業が思い出される。
土曜日が定休日であったが、金曜日に注文が殺到するので、
その注文をさばくために、作業は深夜までに及び、時には、
作業終了が土曜日の朝の9時ころ・・・ということも、よくあった。
せっかくの休日が半日、つぶれてしまうのだった・・・。
遊ぶなら、寝ないで遊ぶしかない・・・。
睡眠時間の短さは、このころから養われてきたのかな・・・。
懐かしい思い出だ。

充填作業終了後、矢祭町に行くと良く行く焼鳥屋さん「赤ちょうちん」で、遅めの夕食。
今日は、料理を撮るぞ!と、自慢のデジカメを持っていったのに・・・
撮るのをすっかり忘れ、寡黙なマスターの作る美味しい料理に舌鼓。
結局、食べ残しの2品をパチリ・・・。

夕食後、宿に戻り、今、時間は午前3時過ぎ。
今日は、都内での打ち合わせがあるために、もうすぐの出発が望ましい。
・・・でも、もう少し寝ようかな・・・?
4時過ぎの出発を目指そうか・・・。

ストレスに負けない

一昨日から昨日にかけて、山梨へ。
車での移動だ。

昨日の帰路は、夏休みとはいえ、平日の昼間だったので、中央高速は空いていて、
快適なドライブ・・・となる筈だったが、事故渋滞で1時間のロス。

その渋滞に巻き込まれる前の、石川PAで、休憩をしておいて良かった・・・のだが、
休憩後、運転を再開する時から、PAで一緒に同乗してきた、2匹の蚊との戦いが始まった。密室での、蚊との戦い・・・、眠さは吹っ飛ぶが、結構、ストレスが溜まるものである。
こんな時には、ストレスに負けぬよう、明るい未来を考えることにしている・・・。

東京へ戻り、夕方から、書籍関連の打ち合わせ。
打ち合わせ場所は、目黒駅近くのホテルの喫茶店だ。
打ち合わせを終えて、駐車場の精算をしたら、5時間分の値段となっていた。
時間のあまりにも早すぎる経過に、ここでもストレスが溜まりそうになるが、
ストレスに負けぬよう、その後の遅い夕食を心底楽しんだ・・・楽しもうと心がけた・・・。

今、時間は日付が変わって、朝の4時前。
この日記を書き終えたら、支度を整えて、矢祭を目指す。
朝8時からの、国内トップクラスのアルカリイオン軟水【矢祭の水】の充填作業立ち合いだ。
24時間後ころには、矢祭を後にするのだが、これからの24時間を考えると、
これまたストレスが溜まる。
だから、ストレスに負けぬよう、これまた、道中のドライブでも、
作業の間でも、極力、明るい未来のことを、考えるようにするつもりだ。

食の場面の伴う打ち合わせ。

仕事がら、打ち合わせの機会は多いのだが、
打ち合わせに食の場面が伴うと、相手の思わぬ素顔がわかったりするものだ。

思いがけず、良い点を見出すことができる場面もあれば、
良いヒトだ・・・との思いを一気に崩壊させられる場合もある。

このような場面に遭遇できる、食を伴う打ち合わせは、
重苦しい雰囲気では成立するものでは無い・・・と思う。

先日も、N社長以下3人の方との、会食をしたのだが、
食をしっかり楽しみ、仕事の新たなる方向性を確認し、
会話をしっかり楽しみ、笑いをしっかり腹を抱えながらしたのだった。

今後のN社長との新しい仕事に大いに夢を、大いに可能性を、
持てるものになった。

その会食の際、いつものように、食の場面を撮っていると、
隣に座っていたN社長が、口を開いた。

「その撮った写真は、どうするのですか?」
ここから、他愛の無い会話が始まった。

「僕は、パソコンに保存して、時にはブログなんかで紹介したりします」
「いろんな方が、料理を撮っているのを見るのですが、
私には、何が楽しいのか、わからない・・・」

「まあ、趣味で撮っているヒトもいれば、僕のように、
自分の食の記録として、また、ブログで紹介するために撮っている
ヒトもいて・・・。」

こんな会話から、広報を仕事にしているN社長と、
ヒトはなぜ料理を撮るのか、撮った料理の写真を何に活用しているのか、
保存はどうしているのか・・・、なんていう会話が始まり、
そのうち、その会食に参加した5人全員で、
こんなどうでもいいような話題で、わいわいがやがや・・・。

今後の仕事の中で、ひとつのチームとなるメンバー同士が、
しっかり、目標に向かって一丸となって歩んでいける、
連帯感が生まれたような気がする。

食を伴う打ち合わせで、
N社長が持つとは思えぬ素朴な疑問を知り、

普段はクールに決めているY氏のさらなる真面目さと、
その真面目さを崩壊さすようなオッサンギャグを知り、

これまたクールなMさんは、お酒がどんなに進んでも、
クールさは微動だしないことを知り・・・、

こんな打ち合わせをこれからも続けていきたいものだ。

24時間、フル稼働・・・は無理だけれど。

昨夜・・というか、昨日に日付が変わった深夜から早朝にかけて、
多くの方々に電話したりメールしたり・・・。

突然の思い付き、朝令暮改・・・理由は様々だけれど。

昨日は、それが重なった。

アメリカへの電話は、あちらの朝のゴールデンタイムだから、
ちょっと驚かれるけれど、まあ、いつものことだから、
最近は、「今、起きたのですか?これから寝るのですか?」
なんていうやり取りは無い。
昨日の内容は、これまた、大きな決定で・・・、新しい会社の立ち上げと、
その会社の運営をお任せする社長が決まり、その登録手続きに入った。

その他は、すべて国内のやり取り・・・。

深夜、早朝にいきなりメールが来るのだから、
メールを受ける方はたまったものではないだろう。

こちらも、まずは返事は来ない・・と思っているのだが、T社長は、違っていた。
「徹夜で頑張っています」との始まりで、メールの返信をくれて、
僕の朝令暮改の決定に、各方面へ、連絡をしてくれたのだった。

N社長は、日が昇り始めるころ、電話をしてくれた。

S氏は、僕が出した大事なレポートを、朝一番で、先方へ転送してくれた。

M氏は、同僚の送別会を抜け出して、早朝にもかかわらず、頑張ってくれた。

僕の勝手な、気まぐれに近い騒動だったのだが、
これをしっかり受け止めて、しっかり対応してくれるのは、
なかなか、できるものでは無い。

夜が明けて、3時間半ほど、車を運転して移動したのだが、
さすがに疲れ果てて、夕方からの打ち合わせの前、
3時間ほど、眠りこけてしまった・・・。

明るい未来を感じる会議を持ちたいものだ

昨日は、朝10時から、品川で、販売会社社長のT氏、スタッフのA部長とお会いした。
ビジネス上での新たな展開において、会ってみたらどうか、というS社長からの紹介だ。

お互い、初対面なのだが、T社長の方は、僕の顔写真を見ていたから、
品川のホテルでの待ち合わせは、スムーズだった。

一見、ちょっと、取っつきにくいような、風貌のT社長だったが、
「先生のお顔は知っていたので、すぐに判りましたよ」
との印象的な笑顔を伴う第一声で、最初に受けた印象は吹き飛んだ。
すぐに僕も笑顔になって、「いやあ、最初の印象と違いますね」・・・
なんていうやり取りから、スタッフのA部長はそっちのけで、会話が弾む弾む
・・・状態となったのだった。

販売のプロとは、この様なヒトを言うんだなあ・・・という感じで、
その、ヒトを引きつけるパワー、ヒトを引っ張っていくリーダー力・・・に圧倒されっぱなし。

こんな方と、何かの形で、ご縁が出来たら、僕の作る、本物の製品群は、
もっともっと、多くの方々に広まるのだろう。

あっという間の1時間であった。

今度、食事の機会を持つ約束をしたのだが、
いつ、その時が来るのか・・・楽しみで仕方ない。

ハイテンションになっていた反動だろうか・・・。
午後に行われた会議・・・、あまりにも内容がお粗末で、
数ヶ月後の夢さえも描けないような提案で・・・、
普段、温厚な僕ではあるが、大声で、怒りまくってしまった。

打ち合わせや会議は、夢のある内容に終始したいものだ。

ナムコ「ナンジャタウン」での収録

昨日は午後全てを使って、池袋サンシャインにある、
「ナムコナンジャタウン」にて、ラジオ番組、
「若山祥夫 食の情報最前線」(毎週日曜日朝7:45~8:00 ラジオ日本(AM1422KHz))の収録。
2本の番組を収録した。

内容は、かき氷&フルーツ(マンゴー)、餃子&野菜(ニンニク、ニラ)の2本だ。

夏休みで活気あふれて、満員の店内の一角を陣取って、収録を行った。

もし、僕が有名な人物だったら・・・収録現場は見物の人々で溢れ返ったことだろう。

その心配が一切無いから、収録はどこへいってもやりやすい・・。

でも「ナムコナンジャタウン」からは、実際に番組を構成してくれた
広報担当のS氏以下、3名の担当の方々が、しっかり収録をサポートしてくれた。

うれしいことだ。

放送は、9月4日と11日だ・・・。

悔いなく生き抜く

8月も後半だ。
学生の頃なら、そろそろ、残ってしまっている夏休みの宿題をどうしたものか
・・・と悩み始める時期だろう。

・・・と言っても、休みに入る前には、
「はじめの5日間で、日記以外の、全ての宿題をやってしまって、残りは、遊びまくろう」
なんていう、途方もない予定を立てたものの、
実際には、半分くらいまでしか出来ず、中だるみ・・・
そして、今頃になって焦ってくるパターンを繰り返していたのは、
僕だけかも知れないが・・・。

「休みの前にきちんと計画を立てて、その通りに毎日勉強しなさい」
なんて言われれば言われるほど、どこかで反発していたのかも知れない。

同じように「ながら勉強はいけない・・・」と言われれば、
ラジオを聴きながら、食事をしながら、他愛のない会話をしながら・・・
勉強していたように記憶している。

極めつけは、大学受験勉強の時だ。
数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ・物理Ⅰ、Ⅱ・化学Ⅰ、Ⅱ・・・・・などそれぞれの参考書を
複数ずつ重ねておいて、それぞれ別々のところから、15分ごとに勉強していく
・・・なんていう、常道を逸する勉強方法を採用していた・・というか、
編み出して、独り、悦に入っていた。

大学に入っても、勉強しながらアルバイト・・・でなければならぬのを、
アルバイトしながら勉強・・・ということで、
複数のアルバイトを同時に掛け持ちでこなしていた・・・もちろん勉強も。

社会に出ても、同じ感じで、突っ走ってきている。

勉強の仕方、ヒトとの付き合い方、食事の仕方、仕事の仕方・・・生き方に正解は無い。

短い人生であるけれど、生きていく中で、
失敗や成功を繰り返して、反省と希望を胸に抱きながら・・・
毎日毎日、悔いなく生きることができれば、僕は満足だ。

昨日は、今日のラジオ収録の準備を中心に、デスクワークを終日する予定だったが、
午後になって、急遽、予定が入った。
終日、デスクワークで終わるはず・・・ということで、ラフな格好だったが、
急遽入った予定の相手に合わすため、一度、帰宅し、着替えて出かけた。
どんな時にも、気を抜いてはならぬ・・・と、反省・・・。

一昨日から昨日にかけて、予定がいろいろ入って来ている。
ちょっと気を緩めると、ダブルブッキングや、忘れ・・になってしまうから、
手帳での確認と、手帳への即刻のスケジュール記入は、欠かせない。

そんな時に、アメリカのスタッフFさんから電話・・・。
「あの・・・8月はじめにメールした、お客様からの御質問への回答・・・いただけますか?」
・・・僕はマレーシアにいて、「帰国後に、回答します」と答えていたのだ。

手帳への記入に加えて、受信メールの再確認も注意深くせねばならぬ
・・・と大いに反省したのだった。

目指すものが大きければ、現状の忙しさは苦にならぬ。

いつも、クールで仕事も遊びもサラッとこなす・・・
僕にも、そんな理想の姿を目指したいって気持ちは十分にあるのだが・・・、
なかなかそんな姿は実現しない。
仕事が重なり、バタバタ状態が続く。

国内外での動きが、活発だ。

僕が原料そのものから作り上げた健康食品のこと
(・・・OEM先の販売をいかに上向かせるか・・・)、

土そのものから作っている農作物・
原料そのものから作り上げた加工食品・
矢祭町特産品開発協議会とのタイアップで展開している
国内トップクラスのアルカリイオン軟水【矢祭の水】・・などのこと
(以上・・・本物の市場で好評発売中・・・)、

新しく展開する僕の技術が詰まっている画期的な化粧品のこと
(・・・8月中に予約販売開始、9月中旬から販売開始・・・)、

新しく出版予定の本の執筆(・・・9月末が出版予定・・・)、

この9月で、放送1年を迎えるラジオ番組、
「若山祥夫 食の情報最前線」
(毎週日曜日朝7:45~8:00 ラジオ日本(AM1422KHz))のこと
(・・・明日、18日には、2本の収録を予定・・・)、

NPO食の未来研究所では、事務局を立ち上げて本格的な動きを開始すること
(・・・国とのタイアップ模索中、各地での講演会開催の模索中・・・)、

アメリカでの新たなる展開(・・・9月中旬から本格的な展開予定・・・)。

こんなわけで、バタバタなのだが、秘書的な動きをしてくれるヒトはまだいないので、
昨日も、9月のアメリカ行き、国内出張の組み立てをして、
チケットや宿を手配したのだった。

そろそろ、秘書兼車の運転をしてもらえる方がいればなあ・・・と思う今日この頃である。
ただ、そのような方がいたとしても、日々、刻々と変わる僕の周りの環境に、
ついてこれるかな・・・?などとも思うのである。
なかなか、ふさわしいヒトはいないかも知れない・・・僕のうり二つの分身が理想だ・・・。

そう言えば、僕が1995年に、博士号を授与された時の主任教授である
小林教授(現・大阪大学教授)は、当時、今の僕以上に
忙しい毎日を送られていたのだが、よく僕にこのように、おっしゃっていた。
「秘書が欲しい・・・だけど、出来れば、私のそのままの分身が欲しい。
普通のヒトでは、私の忙しさや仕事の内容にはついてこれないだろうから・・・。」

当時の先生の年齢より8歳くらい年上になって、
僕はやっと、先生と同じような気持ちを持てるようになった・・・。

先生は、現在、様々な分野に進出されており、さらにお忙しい活動をなさっている。

まだまだ、僕は、甘いのだ。
もっともっと、上をみつめて、さらに歩んでいこうと思う。

仕事の質は、「こなす」だけでは、高まらない。

昨日は、週が明けた月曜日だったが、道路は空いていた。
朝の6時過ぎの第三京浜・・・、いつも通りに、東京ICから乗って、
前を走っていたトラックを抜かすと・・・、遙か彼方まで車は皆無。

こんなチャンスは、滅多に無い。
3車線道路を独占だ。

アクセルを踏む。
多摩川を渡る直線から川崎IC手前の大きなS字カーブ。
直線で、スピードメーターがあっという間に、振り切れる・・・これは、ちょっと言い過ぎか。

S字カーブは、もちろんアウト・イン・アウト。
その昔、横浜国大の自動車部で、良く練習したものだ。

川崎ICを過ぎた付近で、遠くにこれまたトラックを発見。
近づくにつれ、減速開始。
ほんの数秒だったが、何もかも忘れられる瞬間だった。

そんなわけで、事務所に着いたが、
一昨日一杯の締め切りを昨日の午前中までに延期してもらった仕事にすぐ取りかかる。
約束を果たした後は、これまた、昨日一杯が締め切りの仕事に取りかかる。

当たり前のことだが、約束したこと、締め切りが決っていること・・・
きっちりこなしていかねばならない。
特に、経営者や、ヒトを引っ張っていく立場にある人たちにとっては、大切なことだ。
そして、単に、仕事をこなすだけでなく、そこに何かのプラスアルファが付加されれば、
さらに良い。
このプラスアルファが、僕のオリジナリティーだし、相手の満足度を高めると
考えるからだ。

夕刻、事務所近くの喫茶店で、S社長、Tさんと会って、情報交換をした。
クーラーの効いた涼しいお店で、冷たいアイスコーヒーは、本当に美味しい
・・・なんて、アイスコーヒーを飲みに来たのではない・・・
しっかりと、未来へ繋がっていく情報交換ができた。

こんな有意義な情報交換ができるのは、
僕がお願いした事のみならず、
意外性のあるプラスアルファの情報・提案をS社長が準備してくれていたからだ。

渋滞無ければ、車の移動は快適だ

昨日は、お盆の真っ最中の日曜日と言うことなのか・・・、
都内の道路はガラガラだった。

こんな時には、普段の渋滞は一体何なのか・・と感じてしまう。

今手がけている、本の執筆・・・尻に火が付いている状態だけれど、
相変わらず、忙しい毎日だ。

昨日も、都内中心に日中から夜にかけて、
現在仕掛けている、いろいろな事について動き回った。
猛暑の中、停めていた車に乗った直後の、車内の灼熱地獄状態さえ、
我慢すれば、やはり、涼しい車での移動は楽だ。

移動中の携帯電話は、ハンズフリーのイヤフォンを使う。
こちらから、相手にかける時は、携帯電話を操作して、イヤフォン側でワン切り・・・、
その後、リダイヤル操作によって、相手を呼び出す。
この操作は、結構大変だ。
本音を言えば、この操作より、片手で、直接、携帯電話を使う方が、安全のハズだ。

ワン切りの操作が遅れると、相手の電話が鳴ってしまう。
特に反応がよい、会社の電話の場合は、ワン切り電話のベルが鳴って、
すぐに、またベルが鳴ると、僕からの電話だと判るまでになってしまっている・・・。

【丸ごと・玄米】マスコミ掲載情報

本物が集う市場「本物の市場」では、
先月、玄米を常温酵素分解し、パウダー化した
新製品【丸ごと・玄米】(1袋12入り×10袋)を新発売した。

玄米ご飯を食して、その玄米中の有効成分を取り入れるためには、
一口口に入れたら、最低でも50~60回、出来れば100回以上は、
良く噛んで、しっかり、唾液中のアミラーゼという酵素で、消化した上で、
飲み込むのが良いとされる。

この玄米を、口の中でしっかり消化した形でパウダー化してあるから、
玄米のデンプン質がオリゴ糖まで分解されていて、
消化吸収がし易い上に、
自然の甘さと旨みが醸し出されているのが特徴だ。
そのまま口にしていただいても良いし、
お湯や水などに溶かして召し上がっていただいても、
玄米の良さがしっかり体に取り入れられる。
料理にも応用できるので、箱の中には、料理レシピも添付してある。

この新製品・・・もちろん、会社も含めて全くの無名であるので、
しっかり広報したいと言うことで、
マスコミ各社にプレゼント商品として取り扱っていただくことにした。

今までに数社取り上げていただいて、応募のハガキが続々と届いている。

掲載されたことに気付かれた方もいらっしゃるかも知れないが・・・、

8月4日~6日 サンケイリビング社PCサイト「えるこみ」とモバイルサイト「シェフモ」 
8月4日 デイリースポーツ(スポーツ新聞) 
8月11日 Webサイト「カフェグローブ・ドット・コム」 

まだまだ、各マスコミから問い合わせは続いているので、
さらに多くのマスコミに取り上げられることだろう。
一人でも多くの方々に召し上がっていただきたいものだ。 

誰もいない、早朝の駐車場での出来事・・・

4日前の朝、自宅マンションの車庫の前で、一人・・・呆然としていた。
「これは、後のために、写真を撮っておこう」・・・ということで、
カメラを取り出し、パチリ・・・。

時間は、朝の5時過ぎ。

僕の利用している車庫は、立体式だ。
1つのスペースに5台が駐車できる。
2階と地下に2台ずつ、1階に1台。
それぞれのパレットが動いて、車の出し入れが可能となる。

僕は、2階の左のパレットを利用している。

当日の朝、僕の車は、2階に移動してあった。
真下の1階には、地下のパレットが上がってきていて、
そこに、見慣れない見にミニトラックが停まっていた。
いつもは、スポーツカーが停まっているのを知っていたので、
「???、引っ越しかなんかかな?」なんて思いながら、
普通に、僕のパレットを呼び出す。

ミニトラックの乗るパレットが地下に下がっていく。
下がりきった後から、僕のパレットが2階から下りてくる・・・
ここまでは、普通だった・・・が、下りてくるに従って、
僕の身が固まっていくのがわかった。

ミニトラックの運転席の部分と、荷台に出っ張っていたモーターのようなものが、
僕のパレットが下りきったら、接触するのでは?と目測から判ったからだ・・・。
そこで、パレットの移動を非常停止ボタンで急停止・・・。
目測で、「おいおい・・・、大丈夫か?」ってことで、
ミニトラックの車高と、僕のパレットの停止予測位置を確認・・・。
斜め横からの確認だし、安全柵越しでの確認なので、良く判らない・・・。

「さっき、ちゃんと1階に停まっていて、その時2階にある僕のパレットには、
接触していなかった」・・・と思い出し、
「大丈夫だ」と判断して、呼び出し継続ボタンを押したのだった・・・。

1秒とちょっとの時間だったろうか・・・
「ミシミシ!!」
嫌な音が、誰もいない静かな地下駐車場に響いた・・・、
ものの見事に、僕のパレットとミニトラックのモーターみたいなものが
接触してしまったのだった。

ところが、センサーは、僕のパレットが正常に呼び出されたと認識したようで、
安全柵が開いた。
咄嗟に、早く、僕の重い車を出して、ミニトラックの破損?
を軽くしなくては!と判断し、車を出した。
パレットは、ものの見事に、ミニトラックに接触し、斜めに浮いていた。
その時の写真だ。

このままで、出発してしまってはいけない・・・ということで、
僕のパレットを元に戻し、ミニトラックのパレットも元に戻す作業を・・・。
その時の様子・・・。

何でこんな写真撮ってるのかな?なんて素朴な疑問を抱きながらの作業だった。
落ち着いてから、車庫の緊急連絡センターに連絡。
事故の処理をお願いした。

9時半過ぎに、連絡があって、ミニトラックの所有者と連絡が取れ、
確認してもらったところ、車には損傷が無く、ただ、モーターが破損したということ、
所有者の高さが問題であるので僕の責任は無い・・・ということだった。

朝は、いつも忙しいのだが、こんなことがあると、
その後の予定の組み立てが大変になる・・・。

美味しい料理は、良い打ち合わせには不可欠だ

あの3月11日の大震災から、早、5ヶ月が経過した。
原発事故さえ無ければ、今頃は復興で、国中が盛り上がっていたに違いない。
時間が経つのは、本当に早いものだが、
あの大震災の日のこと、原発事故のことといまだに終息しない原発事故処理のこと、
これからの復旧のこと、復旧後の復興のこと・・・・、
日が経ってしまうのは、早いけれど、記憶の中には、きっちり、留めておいて、
後生へ語り継いでいきたいものだ。

昨日は、韓国旬菜「こさり」で、大阪のS氏と打ち合わせ。
「こさり」の大城オーナーとは、
ラジオ番組「若山祥夫 食の情報最前線」
(毎週日曜日朝7:45~8:00 ラジオ日本(AM1422KHz))に
ご出演いただいたことが縁で、顔見知りになった。

黒参鶏湯は、美味しかったなあ。
鶏肉の骨からの旨みと、黒豆、黒ごま、にんにく・・・などのエキスが
複雑にマッチングして、何とも言えぬ、美味しさを醸し出していた。
こんな料理を食べながらの打ち合わせ・・・上手くいかないわけがない・・・。

長距離運転は、きつい・・・

昨日は、朝から矢祭を目指した。
国内トップクラスのアルカリイオン軟水である【矢祭の水】の
ボトリング工程の点検のためだ。
現地にいるスタッフと、矢祭町特産品開発協議会の高信社長と、ラインの点検だ。

移動手段は、自らの運転・・・・、
片道約2時間半の往復は、日頃の睡眠不足によってか・・・?結構、きつい・・・。
僕にとって、そんな単調なドライブを、楽しくさせるのが、サービスエリアだ。

眠い目をこすりながら、出来るだけ遠くのサービスエリアを目指す。
矢祭へ行くために常磐自動車道で下りるインターは、ひたち中央インター、
東京からそこまでの間にある大きなサービスエリアは2つ・・・・、守谷SPと友部SPだ。

その日の体調で、2つのSPに寄る場合もあるが、
昨日は、一気に少しでも遠くへ・・ということで、友部SPまで、一気に直行。

友部SPで、8時までの15分の睡眠・・・、これが結構効く。

睡眠後、向かうのが、SP内にあるスターバックスだ。
僕が必ず頼む飲み物が、カフェラテのトリプルだ。
カフェラテのエスプレッソの量を3倍にしてもらう。
このくらいの苦みがないと、カフェラテの旨みは味わえない・・・と勝手に思っている。

守谷SPで、休憩を取ってから、矢祭を目指した。
矢祭町へ着いてから、銀行、町役場を回って、諸事項をこなして、矢祭の工場へ。
そこで、矢祭町特産品開発協議会の高信会長と打ち合わせ。
実りのある時間を共有して、帰路についた。
まさしく、とんぼ返りだ。

東京へ戻り、夜は、食事をしながらK社長と定例の技術打ち合わせ・・・
これまた、明日へ繋がる貴重な打ち合わせとなったのだった。

この歳になっても指摘は有り難いものである

昨日は終日、2日間で行われる税務調査の1日目だった。
対象は、3月から第14期に突入した(株)らいむ だ。

2人の調査官が来社し、挨拶の後・・・始まるのが、会社の業態、世間話。

なぜ、本題に入らぬかと言えば、それはおそらく、
雑談で、僕の人柄を観察するためと思われる。

夕方、1日目の調査を終え、Y社長と銀座で会った。

Y社長は、僕の長所はもちろん褒めてくれるのだが、
僕の・・・この歳になってまだまだ至らぬ部分を、ズバリと指摘してくれる。
このような指摘をされると、一瞬、嫌な気持ちになるのだが、
そのことを謙虚に受け止めれば、本当に有り難いものである。

今は4時半過ぎ・・・、
今から福島県矢祭町に向かう。

片道約190キロの道のりを、往復だ。

安心で美味しい野菜達をご提供中・・・

本物の市場は、僕が自ら作り上げた「本物」や、
将来的には、僕が選んだ「本物」が、集まるサイトだ。
まだまだ取り扱っている製品数は少ないが、
土そのもの、原料そのものから作り上げた、
農作物や食品をご提供している。

サイトの出来映えは、まだまだ今一歩の感があるのだが、
今後は、取り扱い製品を増やしていくと共に、
サイトを含め広告宣伝にも力を入れていきたいと思っている。

ついつい、研究開発、商品開発に力が入ってしまうので、
営業に回す余力が少なくなるのだ・・・・・
でも、今はこれで良いのだと思うことにしている。
そのうち、この本物の市場の製品を大きく展開してくれる方が
出現するに違いないから・・・。

さて、本物の市場の福島県矢祭農場は、
僕が杉の木の皮を2年間醗酵させて作った、
土によって農作物を作っている。
6月から11月までは、毎月、採れたての野菜達がボックスに詰まった
野菜セットが好評だ。
また、ミニトマト「アイコ」は、単品で、1キロ、3キロ箱でも販売している。
これまた、好評である。

この矢祭農場の土そのもの、毎月出荷する野菜達・・・
とにかく、本物の市場で扱う製品はすべて、公的機関((株)らいふ) で、
それらの放射線量を測定し、安心を確認した上で、販売させていただいている。
結果は、分析を実際に行う、立川市の環境中線量以下という結果(不検出)だから、
極めて安心だ。
この分析には費用がかかる・・・、だから採算を気にしていては、出来ることではない。
こういうものこそ、国は補助すべきと考える。
全ての製品の放射線量を公表し、国民が自主判断で、
食すかどうかを考えるのが本来の筋道だろう。

【食】という、国民の命をつなぐ源の安心安全を、
国はしっかり考えて欲しいものである。

「矢祭農場は、福島県だから、放射能汚染が心配・・・」というお声を
時々耳にするが、矢祭町は、福島原発からの放射性物質の拡散が、
ちょうど阿武隈山脈で二つに分かれるその裏側に位置するので、
放射線量は極めて少ないのだ。
これは、中部大学の武田教授が紹介した、
群馬大学早川先生が作成した放射能の広がりマップ 
でもはっきりしている。
見にくいかも知れないので拡大して、矢祭の場所を赤い丸印で示してみた。

今年の新米は、かなりの地域で、放射能汚染が見られるだろうが、
矢祭農場からの新米は、大丈夫だろう。

パワーを与えてくれるものは、大切にしたい。

「こっちが、営業で必死に頑張ってるのに、悠長なものだな」
「金食い虫は、会社にとっては有害以外何者でもない」・・・

僕が25歳の時・・・今から何年前なんて、計算したく無いような、
その昔、僕に投げかけられた言葉だ。

当時、僕は、紀文の総務部付きで、
東京大学応用微生物研究所へ国内留学で派遣されていた。
これが、僕のバイオ研究者としての道を決定した。

派遣されて、1年も経っていなかった、冬の寒い夜。
当時の本部長であったS氏に夕食に誘われた。
新入りに近い僕にとっては、遙か彼方の地位にいる方からの誘いで、
妙に緊張したのを覚えている。
夕食の場所は、紀文グループが当時経営していた銀座のお寿司屋さんだ。
すべてが初めてのことだった。

冒頭に紹介した言葉は、この時、たまたま、カウンターに並んだ、
W営業部長が発した言葉だ。

「君かあ、東大に留学しているのは・・、何を今やっているの?」
そんな言葉でやり取りは始まった。
S氏とW氏は、同僚に近い関係だったのだろう。
その気安さからか、営業の最前線にいたW氏からは、
国内留学そのもの、研究開発そのもの・・・
などに批判的な発言が続いたのだった。

そうこうしているうちに、酔いも回ったのか、冒頭の発言が・・・。

僕は、悔しくて悔しくて、でも反論も出来なくて、カウンターで思わず涙してしまった。
S氏、カウンターの中の職人さんに慰められながら、その場を後にした。

W氏はその後、国際部長や海外子会社の社長を歴任して、出世街道をまっしぐら。
おそらく、W氏は、僕のことなど、覚えていなかったかも知れないが、
僕は、あの時の悔しさを胸に、頑張った・・・なんとしても、実績を残そうと。

W氏を見返したい!
営業部門から研究開発を見る目を変えさせたい!

・・・結局、2001年に紀文を退職するまでに、
それが、できたかどうかはわからないが、
W氏のあの言葉があったから、
約20年の紀文での研究生活が送れたのかも知れない。
W氏のあの言葉があったから、
底知れぬパワーが出たのかも知れない。

1週間前のこと・・・、紀文の退職者の集まりである、社友会から、
W氏の訃報を告げるFAXが流れてきた。
時代は巡る・・・、これからは、W氏が遠い空の彼方から、
厳しい言葉を投げかけてくれていることを信じて、
それをパワーにして頑張っていこうと思う。

機内での素朴な疑問が解決した

昨日は、日記にも書いたけれど、6時のタクシーを10分程待たせてしまって、広島空港へ。

7時35分発のJAL便・・・時々こういう状態があるが、
クラスJシートは満席、エコノミーシートは、ガラガラ・・・という状態だった。
こんな時には、クラスJを避けて、エコノミー3人掛けを広々と使った方が、
楽かも知れないな、なんて考えてしまう。

だが、年間、10万マイルのフライマイルのホルダーである、
どうでも良い見栄が邪魔をする。

さて、僕は、機内サービスの飲み物をお願いする時は、コンソメスープを頼むことが多い。
飲む度に、「美味しいなあ」と思うことがあれば、
「あれ?今日は薄めの味だな」「今日はスープが少し、冷めてるな」と思うこともある。
その日の体調によって、味覚が違うのだろうが、濃いめの味付けが好きな僕は、
その濃度が、他の人にとっては、濃いめで敬遠されそうな濃度でも、
僕にとって、ぴったしの時には、至福の時を過ごすことが出来るのだ。

だからといって、「今日のスープは薄いので、濃いものを下さい」
・・・なんていう、我が儘は言わない・・・当たり前だけど。

さて、昨日、優先搭乗で、Jシート一番で搭乗した僕は、
たまたま、席で出迎えてくれた客室乗務員・CAの方と、
エコノミーへ向かう乗客の方の列が途切れて、話せる状態になった時に、
素朴な疑問を投げかけてみた。

「あの・・・、スープって、粉末を溶かすんだと思うのですが、
入れるお湯の量は、ポットに目盛りとか付いていて、一定なんですか」

CAは、笑顔の状態をキープしていたが、多分、心の中では、
「朝っぱらから、どうでも良い質問だわ・・!!」と思ったに違いない。

でも、きちんと答えてくれた。
「目盛りとかは無くて、目分量なんです。」・・・
「そうか・・・、だから、作るヒトによって、味が違うという場合があるんだね」

「溶かした後に、味のチェックはしているのですが・・・。お好みと違いますか?」
「いいえ・・・、いつも美味しく頂いています。ちょっと、素朴な疑問を持ったものだから・・・」

広島空港を離陸して、水平飛行になってから、機内サービスが始まった。
先ほどのCAが僕の担当だった。

「若山様、いつもありがとうございます。お飲み物は・・・?」
「スープをお願いします。」
いつもの会話だが、2人の間には、思わず、笑顔になってしまう、不思議な空間があった。
飲んだスープは、僕にとって、十分に至福の時間を与えてくれるものだった。

あのCAが、気を利かせて、ちょっといつもより、濃いめの味で出してくれたに違いない・・・が、
一般の乗客からは、もしかしたら、
「今日は、濃いね」とクレームを受けたかも知れない。

そんなことを考えていたからか、あっという間に羽田空港へ着いたのだった。

前向きな生き方は年齢を問わない

「毎日が楽しい」
「目標に向かって毎月頑張っている」
「前向きな考えが私を支えている」
・・・昨日、広島への出張でお会いした80歳に届く年齢のKさんの言葉だ。

Kさんとは初めての出会いだった。

厳しい顔のKさん・・・しばらくは、とりとめのない話が続く。
だが、時間が経つにつれ、Kさんはご自身の営業活動について、
話をしてくれた。
本当は、僕が技術的な話をするはずだったのだが・・・、
その話はほんの数分で終わった。
技術に基づく結果は、製品を食べてくれているKさんには、
十分に分かっていたようだ。
Kさんにとっては、技術的な裏付けをさらに広めるのは、営業力だと
言うことなのだ。

営業のパワーの源泉は目標設定から生まれる、
営業のパワーの源泉は部下への気遣いから生まれる、
営業のパワーは経費の先払いによって、
より大きな成果を得られることで生まれる

・・・こんな話になってから、話がどんどん弾んだのだった。

約2時間だったが、刺激的な時間だった。

僕は、自分が、毎日を、ほとんど何も考えずに過ごしているのではなく、
目標を高く持ってその達成のために、頑張っている
・・・と僕勝手に思っていたが、まだまだ甘いな、と考えさせられたのだった。

今は、朝の5時半過ぎ。

広島のホテルにいるが、6時にタクシーを呼んでいるので、少々焦り気味・・・。
朝の7時半過ぎのJAL便で東京を目指す。
東京に着いたら、夜まで忙しい。
機上で少しは寝たいけれど、機内サービスの飲み物は飲みたいし・・・。
昨日のKさんの話を思い出しながら、前向きに、
今日も大きな目標に向かって頑張るつもりだ。

可能性を見過ごさないために・・・

昨日は、終日、デスクワークと、留守中の諸事項の報告などを受け、
今日以降のスケジュール調整に追われた。

多くのスタッフから、
「ジャングルに居た割りには、日焼けしていませんね」
「お帰りなさい、お元気そうで」・・・などと、声を掛けられたが、
実は、こんがりと、日焼けしている実態、
さらには、体中に、蚊や蟻や毛虫や、正体不明の敵から攻撃されて、
もがき苦しんだ痕跡といまだにもがき苦しんでいる箇所があること、
さらには、日中のジャングル探索歩行で、ちょっと油断して、
蛭(ヒル)よけソックスを履かなかったら、早速、山ヒルに足の脛のところを攻撃され、
足とズボンが知らぬ間に血だらけになって、
その吸い口の痕跡は今でもくっきり残っていること・・・
などは、誰も知らない。

それにしても、蚊にしても、ヒルにしても、血を吸いやすくするために、
血液が固まらなくする酵素液のようなものをしっかり注入してから、
血を吸いまくる・・・という仕組みは、大したものである。
ヒルのそれは、吸い終わって離れる場合は、痕跡のみが残るのだが、
なんかの拍子で、吸っている途中に離れた場合などは、
血液が止まらず、知らぬ間に、血があふれ出している・・・
この時に、痛みや痒みといった、自覚症状が全く無いから、
ズボンの血による汚れを指摘されたり、流れ出てくる血を見た時に、
かなりのショックを受けるのだ。

自然界には不思議なことが多い。

今回も、多くの食虫植物を観たが、植物が強力な消化液で、
昆虫や蛙などを溶かして、生きる糧にしてしまう様には、いつもいつも驚かされる。

こんな自然の中に、まだまだ多くの可能性が潜んでいると思うと、
その可能性を現実のものとするために、
もっともっと勉強して、もっともっと視野を広げなければならないと思うのである。

僕にとっての8月が、今日から始まる・・・

昨夜・・・3日の深夜11時過ぎに、羽田空港へ戻ってきた。

マレーシアの奥地は、3年前に始めていったのだが、その時と比べると、
携帯電話の電波状況が格段に良くなっていることに驚かされた。
奥地にいた6日間は、確実に音信不通になると決め込んでいたが、
なんと、ジャングルのど真ん中に電波塔が建っていて、
携帯での通信が可能となっていたのだ。
通信料金は高くなるだろうが、この便利さには変えられないものがある。

真っ暗闇の中の屋外キャンプ・・・この環境で、携帯電話の明かりの強さにも、驚かされた。

今、4日の午前4時前だ。
もうすぐ、出かける時間だ・・・、今回の10日間のために持ち越している、
様々な事が押し寄せてくる。
忙しい8月になりそうだ。