アーカイブ : 2011年 5月 2日

子ども達は、環境を簡単には選択できない・・・

昨日は、参議院の予算委員会があった。
昨日も、数多い質問の中で、一般人が年間に被曝して良い
限界人工放射線量を1年間当たり1mSvから20mSvへ引き上げた事の是非、
さらには幼児や小学生にまで限界値を引き上げることの是非・・・
が問われていた。

政府側の回答は、相変わらず、
原子力安全委員からの助言に基づいているから、
安全であるということに終始していた。

聞いていて、どうも当事者意識にかけていると強く感じた。
実際に、放射線被曝への不安を抱えている周辺の住民の方の身になって、
考えて欲しいものである。

もし、自分の家族や子どもが当事者なら、どうしたのだろうか。

昨日、国会で、政府側の答弁をした、
総理はじめ各大臣、原子力安全委員会委員長、東電の社長・・・
自分の小学生の子どもを、放射線量の高い地域に住まわせ続け、
基準を引き上げられて「安全」とされる、学校へ通わせ続け、
地産地消の名の下で基準値以下とは言え、
汚染された食材で作られた給食を食べさせ続け、
同じく汚染された水道水を飲ませ続け・・・
そんなことを、平常心でできるのであろうか。

将来ある子ども達を、空気から、食から・・・
外部被曝、内部被曝に曝し続けてはならないと考える。