脱原発を目指したいものだ

中部電力が、昨日の役員会で、浜岡原発の運転停止を決定した。
政府からの停止要請を受けてのものだ。
僕は、要請レベルではなく、命令くらいの強制力を持って、
運転停止をして、まず、目の前にある国民の危機を
除いて欲しいと思っていたから、
中部電力の決定は、まずは良かったと思っている。

ただ、浜岡原発停止に伴う電力不足で、
政府が他の電力会社に、協力を要請する場面では、
協力するためには、原発を動かさないと・・・
と電力会社社長(確か・・関西電力・・?)が
回答している場面をニュースで見た。
浜岡原発を停止しても他の原発が新たに動くのなら、
危機の度合いは低くなるにしても、災害による原発事故の
可能性は無くならない・・・。

他の原発も、地震大国日本においては、
全て、想定外の災害に遭遇する危険があるのだから、
新たな運転は、するべきではないだろう。
そして、やはり、速やかに、中長期的な、脱原発に向かう道筋を、
国は考える必要があるのだろう・・・というより、
それをやらずして、日本の、いや、地球規模の将来は、明るいものではない。

原発による発電は、原子力という魔物を、
人類がコントロール出来るようになってから、
新たに考えるべきだと思う。

    • 平吹 彬
    • 2011年 5月 12日 2:04pm

    いつのまにか日本は世界第三位の原発大国になっていた事実を、改めてふつふつと恐怖がわき起こってくる思いです。前政権50年の施策を漫然と受け入れてきた国民へのつけが、こんなにも恐ろしい事として降りかかってきたのだと、国民全員が猛反省するにいまからでも遅くはないと思います。幸い、勤勉で優秀な日本人は(政治家、社会主義者、御用学者を除いて)、ガスコンバインドサイクル発電という原発の2倍の発電効率を発揮し、しかもコストは1/4という発電システムをすでに稼働させています(東電が日本一稼働させているのは皮肉ですが)。スイッチを入れれば、すぐに発電が開始されます。ただ、このシステムの一層の推進には、二酸化炭素の排出を25%削減してはいるもののゼロではないという理由で、原発推進派や自然エネルギー信者達、御用学者の反対が多いのも事実です。原発は、発電の最大出力までに3日、4日かかり、しかも原発は出力を変えると大事故を起こすので夜中も稼働させなければならず、原発ほど馬鹿な装置はないとも言われています。さらに、原発という魔物は、すでに人間のコントロールの限界を超えたと証明されたも同様ではないでしょうか。博士の仰るとおり、もう想定外だなどと言っているような状況を、何が何でも変えたいと思うこの頃です。

    • admin
    • 2011年 5月 13日 3:20am

    平吹さま
    コメントありがとうございます。
    国民の声が、これほど、届かないとは・・・と
    最近、思っています。
    その昔、安保闘争があったのを記憶しています。
    若者はじめ、今こそ、国民が立ち上がるべきなのかも知れません。
    若山祥夫

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