アーカイブ : 2011年 10月 17日

【食】を介して、人生が広がる・・

24歳から、2年間、国内留学生として、
東京大学応用微生物研究所(現:東京大学分子細胞生物研究所)へ派遣されたのだが、
この2年間が僕の人生の大きな転機となった。

バイオのバの字も知らない中で、超一流の研究者の中に交じるわけだから、
少しでも議論に付いていくため、
少しでも仲間に入れてもらうため・・・
派遣されてからの数ヶ月は、今まで見たこともない量の専門書や論文との
格闘の日々だった。

寝食忘れて・・・と言いたいところだが、寝・・・は忘れていたが、
食・・・を忘れることはなかった。

【食】は、当時から、人間関係を築かせて頂くための重要な部分を占めていたからだ。
当時は、そんなことは、考えたこともなかったが・・・。

右も左もわからない僕を、当時の研究室の先輩方が、
昼食や、夕方からのお酒囲んでのミーティングや、夕食や、夜食・・・に誘ってくれた。

研究所は、大学院の博士課程のみだったから、一番若い年齢の研究員は大卒年齢の22歳。当時の研究室・・・24歳の僕と同時に、新卒の2歳下に2人が入所したので、
その二人が年下。
あとは、同じ歳の1人の24歳から30代まで、8人という構成だった。
27歳以上の方々は皆、博士号を取得して、研究室に残っている方々
・・・そんな超一流の研究者の方と【食】を交えることは、僕にとって、貴重な時間であった。

僕という人間をわかってもらえるのは、2年間の社会経験と
持ち前の?「こいつ・・・なんか、面白いヤツ」と思わせオーラ発散?・・・。

この2年間で、日本のみならず世界を相手にしている、
研究者の方々と、ゼミで勉強したり、議論したり、【食】&お酒をしたり、
テニスをしたり、旅行をしたり、同窓会をしたり・・・。

来月、恩師を囲んで、当時の研究室メンバーが一同に会す予定だ。

この会も、今後の僕に、多大な影響を与えてくれることだろう。