異業種交流するなら、有意義な交流をしたいものだ
昨夜は、出張先で、建築デザイナー会社のM社長、
M社長の紹介で、美容家として売り出し中のT氏、経営コンサルタントのF氏と会った。
僕も含め、普段は全く違う分野で活動をしているのだから、
ちょっとした、異業種交流会といったところか。
所謂、異業種交流会には何度か出たことはあるが、
僕の社交性の無さが災いしているのか・・・、
名刺交換を出来たことだけがその会に出席した成果だった、なんてことが多かった。
唯一、紀文食品に勤務時代に、
当時の西友、無印良品、INAX、大林組、乃村工芸、セイコー・・・など
10社が集う異業種交流会「東京クリエイティブ」という異業種交流会は、
それまでに経験した事のない交流会であった。
振り返ってみれば、僕の人生を大きく変える異業種交流会であった。
その要因は数多くある。
一研究者に過ぎなかった僕が、一流企業の、空間デザイナー、商品開発プランナー、
設計者・・・などと、深夜まで語り合うことによって、世間を知ることが出来た。
一研究者に過ぎなかった僕が、「食空間プロジェクト」なる分科会のリーダーに抜擢され、
食に関する様々な先生と出会うことが出来た。
一研究者に過ぎなかった僕が、他のプロジェクトと同列で、最終成果を本にまとめ上げた。
さらには、このプロジェクトの成果が、当時は珍しかった、
百貨店地下の食品売り場で新しい感覚の総菜売り場進出へ繋がったりもした。
いろいろな成果とともに、社交性の無い、一研究者に過ぎなかった僕が、
分野にとらわれない多くの人とお付き合いが出来るようになった、
内面的成長の成果をいただくことが出来たのだった。
昨夜の小さな異業種交流会は、多少お酒が入っていたにしても、
各人が、大声を張り上げて、大いに盛り上がった。
僕は勝手に、この交流会に「ちょっと変わった4人の会」と名前を付けた
・・・他の3人は知るところではないが・・・。
唯一の悔いは、愛用しているデジカメを、持っていくのを忘れて、美味しい料理を
撮れなかったことである・・・。