アーカイブ : 2014年 2月 19日

「STAP細胞」、捏造でないことを願っている・・・ & 和風「ビーフシチュー」

ノーベル医学賞も・・・!と大騒ぎになった「STAP細胞」・・・。
この研究論文に捏造疑惑が噴出している。
故意でも故意でなくても、結果、捏造だったら残念でならない。
捏造でないことを願っている・・・。
 
このSTAP細胞は、細胞に弱酸性の刺激を与えることで、出来る。
刺激によって初期化が始まり、結果、万能細胞であるSTAP細胞にかわるのだ。
捏造でないことを願っている・・・。
 
僕の博士論文は、植物組織培養によって、紅花の細胞から、
新規紅色色素「キノベオン」を作り出したというもの。
世に無い全く新しい物質の発見・・・だから、僕が「キノベオン」と命名した。
普通に細胞を培養していたのではこの「キノベオン」の発見は無かった。
細胞に、飢餓!!という刺激を与えたのであった。
紅花はじめ、紅花の分類であるキク科植物のうち、
少なくとも僕が調べた、ゴボウ、ヨモギ、キク、アザミ、コスモスの
6種類の植物には「キノベオン」の存在は無かった。
花、茎、葉、根・・・何十キロと調べても存在しない・・・。
だが、このいずれも、その細胞を飢餓状態にすると、
「キノベオン」を作り出したのだ。
 
だから、僕は細胞に刺激を与えることで、眠っていた遺伝子が呼び起こされて
例えば「キノベオン」なるものを産出するようになると推定し、
飢餓状態の刺激を、「眠る遺伝子を呼び起こす刺激」と定義した。
細胞が刺激によって変化したり思わぬ行動をするのだ。
「STAP細胞」も同じ原理。
僕はこの「STAP細胞」発見の報を聞いて、心より嬉しく思った。
だからこそ、余計、捏造でないことを願っているのだ・・・。
 
≪フェイスブック140218投稿より≫
 
割烹ふくいさ で「ビーフシチュー」を頂いた。
割烹のビーフシチューだから和風ビーフシチュー。
大きめの野菜、牛蒡・人参・じゃがいもが姿を見せている。
 
まずは、シチューを匙で口へ・・・。
ビーフの濃厚な旨味とデミグラスソースの深い旨味・・・。
これは本格ビーフシチューだね、と板長に言うと、
ニコッと笑って「ベースは赤味噌なんですよ」と。
赤味噌でこんなに濃厚で深い旨みになるのか・・と
ちょっと感動。
「発想は豚汁が原点になっています。だから牛蒡を入れてみたんです」
と板長が自慢気に言う。
濃厚で深い旨みが口にする度に広がるのだが、
何故かしつこく無く、むしろあっさり感さえ覚える。
日本料理の奥深かさを見たような気がした。