アーカイブ : 2011年 4月 19日

今だからこそ!浜岡原発を即刻止めて欲しい。

昨日、打ち合わせのため、東海道新幹線に乗って、静岡を目指した。
最近の移動は、飛行機が多いのだが、さすがに、静岡方面だと、
新幹線が便利だ・・・当たり前だけど。

乗っていて、時速が増すに従って、フト頭を過ぎる・・・
「今、もし、首都圏直下型、もしくは東海地震が起きたら・・・」
そんな地震が、新幹線の直近で起きたら・・・
今、乗っている猛スピードの新幹線・・・どうなってしまうのだろう、
福島原発事故によって、いわゆる安全神話がものの見事に崩れ去った現在、
新幹線の安全神話も簡単に吹き飛んでしまうことは、十分に予想される。
そして、グニャグニャになって吹っ飛んだ結果を持って、
「想定外の地震規模だったので、
新幹線の安全設計がその規模に対応出来なかった・・・」
なんていう、想定外理論で簡単に終わらされるのだろう。

もうひとつ・・・静岡が抱える大きな大きな大問題、
浜岡原発のことが、静岡に近づくにつれ、
また、そのそばを、通りすぎるにつれ、大きな恐怖感と共に、
様々な情景が頭を過ぎるようになってきた・・・。

3月11日の大震災以降、福島原発の事故を目の当たりにして、
原発を推進する、しないという議論は、一旦お休みにして、
全国の原発を全てストップし、福島原発事故の対応にあたるべし
・・・と多くの専門家が言ってきているが、電力会社はもちろん、
本来なら、超法規的な手段を使ってでも、
国民のそして国家そのものの安全確保のために、
一旦、全部の原発をストップさせねばならない政府も、
まったく聞く耳を持たない。

福島原発から拡散・飛散してくる放射性物質を少量とはいえ、
東京で浴び続けている現在、僕は、その対抗策として、
免疫力をあげるべく、
免疫が下がってしまう、全国の稼働中の、原発のこと、
特に最も危険と言われている浜岡原発のことは、
考えないようにしてきたが、昨日は、駄目だった・・・。

福島原発事故の数日後、静岡の知人のOさんが、
そのOさんの親戚が書かれたという本を紹介してくれた。
東海地震が起きた時に生じる、浜岡原発での事故のこと、
その事故で、首都圏が消滅してしまう恐れのあること・・・が書かれている。
今、現在進行中の福島原発事故をそっくり正確に予想している内容だ。
三五館刊「放射能で首都圏消滅」古長谷稔著だ。

これを、読んだ時には、背筋が寒くなったわけなのだが、
昨日は、その浜岡原発に近づいて、さらにその恐れを強く持った。
昨日、国会で、原発問題の集中審議が行われていたが、
国を引っ張る議員全てに読んでもらいたいものだ。

百数十年に一度の割合で、繰り返し、何度も発生してきている東海地震・・・、
直近は、すでに150年にわたり、起きていない東海地震・・・、
今すぐにでも起きて不思議がない東海地震・・・、
今までの150年間に起きていないのが不思議なくらいの東海地震・・・、
中部電力が想定している規模からはずれた、
想定外の大地震になる可能性がある東海地震・・・、

この東海地震の影響、引き起こされる津波の影響を直に受ける浜岡原発・・・、
浜岡原発を止めても、電力不足にはならないとわかっている浜岡原発・・・、

だれがどう考えても、また、原発を推進していても、原発に反対でも、
今、この現在の国家の危機的状況下では、
即刻、一旦停止すべきと考えるのが普通ではないか。
この判断を邪魔するものがあるとしたら、
国民の命を人質にした利益追求の心か、
国家転覆を謀る確信か・・・でしかないのではないか。

昨日の国会で、まずは、即刻、この浜岡原発の停止!・・・
を求めたのは、僕が気付いた限り、社民党の福島みずほ党首しかいなかった・・・。

もう、これは、主権者である国民が、大きな声を上げなければ、
事態は動いていかないのではないか。