アーカイブ : 2014年 3月 11日

本物には訳がある・・・ & 塩釜焼きアワビ

便利な世の中・・・。
美味しいものが溢れている。
僕が好きな生ハム、塩から、、、。
スーパーなどで購入して、美味しいなあってことで、
表示を見てみると添加物の多さに驚く・・・。
まあ、それを承知で安易に購入しているという
事実があるわけだけれど。
 
本来、生ハムにしても塩からにしても、
添加物は塩・・・が基本。
生ハムは塩だけで熟成を進めるから、本来、
添加物は塩だけというのが基本のはず。
塩からはイカ自身の肝臓を用いて塩と合わせて
発酵させるから、本来の添加物は塩と肝臓というのが
基本のはず。
 
生ハムは本場イタリアからの輸入品に本物が多いようだ。
こんな生ハムに出会うと、その旨みの深さについ唸ってしまう。
塩からは地場の小さな企業が作るものに本物が多いようだ。
こんな塩辛に出会うと、これまた、その旨みの深さについ唸ってしまう。
本物は多くの人々に支持されて未来に向かって生き残っていく。
 
≪フェイスブック140310投稿より≫
 
銀座ふくいさ で塩釜焼きにしたアワビを頂いた。
板長が塩釜を割るところから演出が始まる。
出て来たアワビはなかなかの大きさで、板長によれば
その日に築地で一、二を争うほどの大きさだそうだ。
殻から取った身をスライスしてくれて、
目の前に・・・。
僕のお客様をはじめ、客同士でアワビを分け合うので、
2枚しか無かったのは残念だったが。
一口すれば、柔らかな身の先から適度な塩気と
磯の香とアワビの旨みが口に充満していく。
贅沢な逸品は瞬間芸かと間違えるくらいに
あっという間に皿から消えてしまった・・・。