アーカイブ : 2012年 5月 11日

折角の空間を壊さないで欲しい

昨日は、S氏、H社長からの紹介で、大手企業のS社を訪問・・・から始まった。

薬剤師で開発者である訪問先のF氏・・・
薬へのそして、いわゆる健康食品への絶対的な思いを持っている方と、
一般の健康食品を「食」ではないと断じ、
原料そのものから開発してその意味を説いている僕とは、全く意見が合わない。

暫しの沈黙のあと・・・
僕は「もし、Fさんが今後も今のような誰でも作れる健康食品しか作って行くのなら、
僕の意見を言っても時間の無駄」と言い放ったのだった。

この言葉が、F氏の闘争心?に火を点けたのだろう。
F氏と僕は、それから1時間強、楽しい議論の場を共有したのであった。

F氏との議論を終え、歯のクリーニングのため、行きつけの歯医者さんへ・・・。
約1時間強の施術を受けた。
歯石をキチンと取ってもらうと、口の中がすっきりする・・・。

施術を終えたその足で、夕食を伴うK社長との定例の打ち合わせ。
月に一回は行っている打ち合わせだ。

昨日はちょっと、気分を変えようと、初めての銀座の寿司屋さん。
カウンター8席のこぢんまりした寿司屋さん。
先客は男性一人、男性二人+女性一人の組。

男性一人は、ダンディーで、一人粋に寿司を楽しんでいる・・・が、
3人組は、普段は上品であろうと思われる雰囲気とは相反し、
大きな声で、いわゆるおやじギャグ連発・・・
折角の静かな上品な空間をしっかりと、台無しにしてくれていた。

会話の内容から、その3人組の中でひときわ大きな声を発していたのは、
誰もが知る日本の有名企業の社長・・・、
いくら、銀座の女性と下請け会社の社長の前で良い気分になったとしても、
他のお客さんをはじめ、夫婦でしっかりした店作りをしている大将・・・
の気持ちを汲み取る、最低限の余裕というか気配りは欲しいものだ。

彼らが帰ったあと、静かになった店内で、
大将が、
「スミマセンでした。やっと我が店のいつもの状態になりました」
と残った僕らに言ったのだった。

その後は、銀座の上品な空間で、適度なお客さん同士の会話、
大将の会話が静かに飛び交う、楽しい時間が過ぎていったのだった。