アーカイブ : 2012年 7月 28日

散策は、心身ともにリフレッシュさせてくれる

現在、イギリスのコッツウォルズ地方の小さな村を拠点としている。

昨日は夕方遅くにロンドンに出れば良かったので、日中は、近くの村を散策だ。

結構、精力的に動いている・・・、
時間は有限だから、有効に使わないと。ってことで、
出向いたのが、レッチレイドという、水門の村として知られる村。

ここには、テムズパスと呼ばれる遊歩道という、パブリックパスがある。

このパブリックパスは、コッツウォルズの端から端まで完備されていて、
しようと思えば、数日間かけて、歩いて、この地方を回れるという。

さて、レッチレイドにあるテムズパスは、
レッチレイドを流れるテムズ河に架けられた、
2つの橋の間を両岸でつなげているから、2つの橋を大きく一周で回れる。

ゆっくり歩いて2時間、急いで1時間少々・・・時間がかかるのだが、
やはりお勧めは、時間をかけてゆっくり回ることだ。

片岸は、森の中を歩く感じなので、景観は普通だ。
だから、もう一方の、草原をテムズ河を眺めながらあるく道を
単純に往復しても良いと思う。

昨日の日中、そのテムズパスを歩いてみた。

初めは、森の中を歩くパスしか見つけられなかったので、
片道は森の中・・・どうも様子が違うなあと思いながらの歩行、
当然、早足になってしまう。

橋のたもとに着いて、少し探すと、もう一方のパスが見つかった。
案内は、無いし、ヒトがほとんどいないので、
こんなところから、始まるの?って感じで、テムズ川沿いの草原の散策が始まった。

照りつける太陽の元、
すぐ目の前や周りで草を食べている牛達の間を縫って行く・・・。

草をむしり取って食べるその音は、生きる原点を思い出させてくれる。
こんなに間近で、放牧された牛が草をむしり食べ、
テムズ河の水を飲む姿を見れる・・・、

そして、さらには、白鳥達が、川では藻などの食を水中でむしり取り、
陸に上がれば、陸で草を食べる・・・、

カルガモの親子が、草原から、それこそカルガモの行進で川に飛び込み、
あとは、優雅に泳ぐ・・・、

非日常の世界が目の前に広がる。

こんな世界には、1秒でも長く接していたいものだ。

こうして、散策を終え、
これまた、テムズ河沿いにある、バーで、暫しの休憩。

こんな状態で、飲むビールは、僕を心身ともにリフレッシュさせてくれるのだ。