アーカイブ : 2012年 6月 12日

本物の市場・・・その安全証明は海外展開にあり

昨日は始発のJAL便で、福岡空港から一路羽田空港へ。

身支度を整えてから、本物が集まる市場「本物の市場」
新たなる展開のための打ち合わせ。

(株)本物の市場は、福島県矢祭町に農場を持っている。

その農場は・・・杉の木の皮を微生物発酵させて、
2年間かけて作り上げた土を使った農場である。
その土から、お米「うぃるまい」、純米酒「夢の結祥」、野菜類、果物・・・等が
出来上がっている。

また、微生物酵素を利用した飼料で作った卵「ウィルエッグ」、
僕の酵素処理技術で、丸ごとエキス化した柚子皮を使った
ゼリー「柚子皮ゼリー」を作っている。

さらには、矢祭町との共同開発で、
横堀170メーターで掘り当てた100年前の雨水が
花崗岩に濾過された地下水脈からの、
国内トップクラスのアルカリイオン軟水「矢祭の水」も展開中だ。

これらの本物の新たなる展開のために、
昨日の夕刻から、某大手企業への売り込みを行った。

その会社の社長を紹介していただいたのが、
大手企業の重役だったので、トップ同士による営業と言うわけだ。

初めてお会いするT社長と挨拶を交わした後で、
(株)本物の市場のこと、取り扱い商品の説明・・・と話は進んだ。

話の終盤になって、T社長が、口を開いた。

「福島県というと、原発事故の影響とかは、大丈夫ですか・・・」と。

完全に想定内の質問だったので、僕は答えた・・・。

福島と言っても、最南端に位置して、流れてくる放射性物質は阿武隈山脈で、
茨城県側と栃木県側に分かれていくため、阿武隈山脈に守られた形の、
矢祭町は、放射線量が東京並みに低いこと、

それでも、福島というだけで、敬遠される傾向にあるのは事実なので、
4月から、本社登記を、新横浜から敢えて矢祭町に変えたこと、
放射線量には極めてシビアな、アメリカに向けて、
純米酒「夢の結祥」が震災以降も順調に輸出されていること
(もちろん、全てのロット毎に放射線量測定結果を添えている)、
お米「うぃるまい」、アルカリイオン軟水「矢祭の水」も
アメリカに輸出する計画を持っていること・・・などをしっかり説明したのだった。

この答えは、T社長の、本物の市場に対する考えを、確信に変えることが出来たと思っている。