アーカイブ : 2011年 7月 26日

リーディンググラス・・・快適な読書

歳を重ねるに従って、目が衰えてきた・・・と思いながら、
「これが、老眼なんだな・・・」と自問自答はするのだけれど、
現実を受け入れない僕がいた。

ちょっと疲れているから、目の焦点が合わないんだろう・・・、
照明が悪いんだろう、ホテルの部屋はこれだからいけない・・・、
なんて言い訳ばかりをここ数カ月、考えてきていた。

毎週、ラジオ日本で放送している、「若山祥夫 食の情報最前線」
(毎週日曜日朝7:45~8:00 ラジオ日本(AM1422KHz))では、
毎回、ゲストをお招きして、食材を通して、語っていくのだが、
この収録のための、資料の読み込み、資料作りは、膨大な量で、
結構、力を注いでいて、時間を取られる。
資料を読み込む時、資料を遠ざけたり、近付けたり・・・しないと、ピントが合わないから、
自ずと時間を取られるのだ。

先月、銀行に行った際には、振り込みの申し込み用紙の字が、
小さすぎて、ほとんど読めない・・・、
係の方が僕の傍らに立って、説明してくれていたので、
まさか、書類を遠ざけて、見るわけにもいかず、、、
「この欄は・・・」という誘導尋問?を投げかけて、
「フリガナ欄ですね・・」なんていう答えをゲットしたりしていた。

非効率なことは、省いて効率の良い時間の使い方をせねばならぬ・・・
という即席の僕の格言に従って、生まれて初めて、メガネ屋さんの門を叩いたのは、
1ヶ月くらい前のことである。

緊張しながら、百貨店のメガネコーナーに行き、老眼鏡を下さい・・・と言うのは、
抵抗があったので、これまた、即席で、友人から聞いた、
「リーディング グラス」が欲しい旨を、僕に応対してくれたS氏に告げたのだった。

検査に、30分かかるが良いか?と言われ、検査を受けたが、
受けている最中に、「これで、良く見えるでしょう・・・」と言われて、
僕の度のサンプルを目に当ててくれた時の、感動は今でも忘れない。
細かい、時刻表のタイムテーブルの小さな数字がくっきり見える。
こんなにも違うものなのか・・・。

以来、まだ、人前で、メガネを付けるのは恥ずかしいが、
一人の時は、ヘビーユーザとなっているのであった。
時間が経つにつれて、僕のメガネ姿も様になっていくのだろう・・・・。