アーカイブ : 2011年 9月 10日

「一気!!」に至るまで、、が大切だ

消毒をして、指先で、場所を確認して、あとは、一気に針を差し込む。
どのような状態だったら成功なのかを確信できるのかは、僕にはわからないが、
その確信に基づいて、差し込んだ針が動かぬように、手で支えながら、
もう一方の手で、採血管を繋ぐ。
勢いよく、採血管が血液で満たされていく・・・。

昨日、10月初めに行う事の事前準備の検査で血液採取した時のことだ。
僕の腕の血管は、採血し辛いらしく、時々、なかなか上手くいかないことがある。
その時、一番焦るのが、当の看護士さんだ。
「ああ・・・ごめんなさい・・・」
なんて言いながら、血管の存在を、注射針で探し出したら、まず失敗だ。
そんな時は、「全然痛くないし、大丈夫ですよ」・・・と実はかなり痛いのを我慢して、
明るく言う。

普段から僕自身が開発した若返り美容食を食べているからか、
弾力のある血管が、注射針を刺す刺し方で、逃げてしまうのではないかと、
僕は考えているのだが・・・偉そうには言えないし・・・。

でも、昨日の成功を見て、確信した。
血管に逃げる暇を与えないくらい、一気に射し込むことが成功の秘訣だと・・・。

「上手ですね。」
「ありがとうございます」
なんていう会話が自然と看護士さんとの間で生まれる。

「今日の注射針は通常より細いのですか」
「いえ、普通のものです」

「やっぱ、一気に気合いで刺すからかなあ」
「一気にしないと、血管が逃げる場合があるんです」

「いやあ・・痛くも痒くもない・・・感動しています」
「ありがとうございます」

そんなわけで、昨日は、楽しく採血を終える事が出来たのだった。

ここ!と思う場面で、一気に事を決める、一気に事を進める・・・
これは採血に限ったことではない。
ビジネスの場面、人生の岐路の場面、ヒトとの出会いの場面、・・・
細かいところでは、何を食べるか決める場面、スケジュールを決める場面・・・・
決断の場面で、一気に!は大切と思う。
ただし・・・その「一気!」に至るまでには、
たゆまぬ技術向上の訓練や、たゆまぬ遠謀深慮や、たゆまぬ努力
・・・が無ければならないことは、忘れてはならぬ。