それぞれが自分自身で生き抜くこと・・が大切だ

パリ、ロンドンと、都市に戻ってくると、携帯電話の電波は快適だし、
インターネット環境も問題ないので、仕事上のやり取りを行ったり、
情報を収集したりする際の、電波確保のストレスが全く無い。
ありがたいことだ。

でも、ほんの数日前まで、小さな村々で、到着すれば、
まず、電波の有無・強さ、ネット環境有無の確認を、
パソコン、携帯電話を片手に動き回っていたのが懐かしい気分にもなる。

今回の海外は、ちょうど、五輪の開催と時期と場所が重なったので、
良く、「オリンピック観戦ですか」と聞かれるが、全く違う。
いずれ、この出張の成果が現われる日が来るだろう。

さて、日本では、重要な消費税増税が採決された日のテレビのトップニュースが、
高校野球であったり、オリンピックであったり・・・ということが伝わってくる。
また、韓国大統領の動きに対する日本政府の無策ぶり、
原発再稼働反対のデモの拡大から始まっている民意・・・を
正確に伝えようとしないで、オリンピックの動向を伝えることに
力を入れるマスコミのこと・・・も伝わってくる。

本当に、こんなことで良いのだろうか。

「原発を再稼働さえしてしまえば、国民はすぐに、
再稼働反対の熱い気持ちを忘れる・・」などの甘い考えがあったようだが、
ひょっとして、国民総バカ化を狙っているのではないか・・とさえ思えてしまう。

このような情勢なら、個人個人がしっかり自立して、
今は国に期待せず、淡々と、自身の生きる道を探していくしか無いようにも思えてくる。

オリンピックの開催地ロンドンに着いて3日目となる。
7月には、およそ10日間、イギリスに滞在したが、
僕が見る限り、ロンドン市内、ロンドン市民、新聞・テレビ、、、などは、
決して浮かれていない。

イギリスの田舎の村でもそうであったが、閉会式迫る、このロンドンでも、
感じることは無い。
なんか、淡々と行われているような静かな感じだ。

単に、国民性の違いだけではなさそうだ。

国家そのもの、マスコミそのもの・・・の違いに、原因があるような気がしてならない。

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