本物の市場・矢祭農場からの新米

ロサンジェルスで、多くの方にお会いしているが、その多くの方から、
「福島第一原発の事故は大丈夫ですか?」と聞かれる。
僕が運営している、福島県矢祭町にある、土そのものから作っている、
本物の市場・矢祭農場の存在を知っている方々からは、
「お米とか、農作物とか、放射性物質の汚染で大変ですね。」
と具体的に、福島県だから・・・という理由で心配してくれる。

現在、本物の市場でご提供しているすべての農作物、卵、水、加工品
・・・の放射線量を測定しているが、全く検出されていない。
福島県内なのに、何で?・・・という疑問を頂くのだが、
原発からの放射性物質は、南に流れてくると、
阿武隈山脈で、茨城ルート、長野ルートの二手に分かれるが、
矢祭町はちょうどその分かれた先の麓に位置するので、
当初から、放射線量は、東京都並のレベルであった。

一時は、心配したが、このような状況がわかるにつれて、ひと安心
・・・だったが、同じ福島の他の地域は大変な目にあっているので、
当初は、放射線量検出されず・・・を特別に強調することはしなかった。
だが、福島・・・と言うだけで、拒絶されるような状況が目に入ることが
多くなってきて、安心なものは安心だと、
データーを添えて宣言することにしたのだ。

昨日のニュースで、福島県の今年の新米を調査した結果が流れたが、
福島県矢祭町(6か所)の新米は放射性物質は検出されず・・・
というものだった。

この結果は、今までの農作物への検査で予想していたものだが、
NHKニュースで大きく報道されると、これはこれで、嬉しいことだ。
今年も【うぃるまい】を多くの方に召し上がっていただける。

一方で、福島はじめ、放射線量が高く、せっかくのお米や農作物を
出荷できない地域も出てくることだろう。

国は、国土を回復するという大事業、除染を早急にするべきである。
ここに、お金を惜しんではならない・・・。
一刻も早い国土の回復を目指して、大量の資金を投入して欲しい。
このことが、復興への最大のテーマでは無いか。

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