脱原発への本気度を、評価したい

国民の生活が第一の党首、小沢氏が、脱原発を宣言し、
それに向かって歩み出しているドイツを視察するという。
政策実現のための視察・・・、その本気度が覗える。

国民の8割方が、原発反対という状況下、
僕は、政治家のとるべき姿として、評価したい。

・・・だが、マスコミは、これを、パフォーマンスという。
多くのマスコミや評論家は、
小沢氏は、かつて、限定的に導入すべき・・・
との持論を展開しながらの原発政策を進めていたという
事実は無視し、
推進派だったではないか、
原発事故が起こるまで、
脱原発という言葉を発したのを聞いたことがない・・・
などと批判する。

僕は、おかしいと思う。

僕も含めて多くの国民は、原発事故に直面するまで、
安全神話を信じ切っていた・・・というか、
当たり前のように、原発の存在を認め、
クリーンな発電を感謝し、電気を使っていた。

原発事故に直面し、意識が変わったのだ、、、というか、
変わらざるを得なかったのだ。

小沢氏のみならず、全ての政治家は、原発事故に直面し、
現実を見て、将来を考えた時には、意識を、考えを変えて欲しいし、
変えなくてはならぬのではないか。

では、現実の政治はどうか。
脱原発依存・・などという、わざと「脱原発」を避けた新語を持ち出し、
結局は、原発に依存する方向から脱する=原発は続けていくというごまかしや、

2030年台までの脱原発を目指すと言いながら、
40年は稼働可能としている、原発の新設が開始されたり、

電力が不足し、国民生活が混乱するとの屁理屈・誤魔化しで、
原発を再稼働させたり・・・

国民の多くの意志は無視して、やりたい放題。

外交問題を強調して、原発問題や消費税や社会保障などは、
封印するような政治家ばかりが、やたら目立つ。

こんな中での、小沢氏の政策や行動を非難する・・・
全く持って、僕は理解に苦しむのである。

原発事故で、簡単に国土を失ってしまう、地球に住めなくなってしまう、
人類が滅亡する、若者に未来を託せなくなる・・・という現実を我々は知った。
それなのに、連日の報道では、原発関連の話題は少なくなる一方だ。

今も、福島第1原発4号機はじめ、全てが、危険な状況だ。
台風が来ても、地震が来ても、原発から出続ける放射性物質が、
増えたのか、思わぬ方向に飛散していないのか、
そもそも、原発の建家や、貯蔵タンクの状況はどうなのか?、
燃料を冷やしている汚染水はどうなっているのか、水位は?
・・・こんな報道は、全く無い。

小沢氏の本気度を僕は評価したい。
この行動を、また、今後の行動を、マスコミがどのように、報道していくか
・・・一切無視か、批判的な報道が中心になることは想像できる。
本当に、最近の大手新聞やテレビ報道は、
都合悪いことは報道しないし、その世間誘導がミエミエで、
「こんな日本に誰がした!!??」と叫びたい。

自分の目で、自分の考えで、行動を起こすこと・・・
これが今、日本国民に求められているのではないだろうか。

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