国民がパニックになるからというデーターの隠ぺいは、許せん!

僕は、横浜国立大学工学部出身で、博士号を岡山大学農学部で取得したから、完全な理系だ。
だけれど、放射性物質の総量の単位や、放射線の単位は、まったく知らなかった
・・・少なくとも、この原発の事故以前には。
そんなわけで、多少は単位について理解出来ている・・・と思っていたのだが、
今日の報道で、吹っ飛んでしまった。

「3月15~16日に2号機の爆発で相当量の放出があり、
放出された放射性物質の総量を推定したところ、
放射性ヨウ素換算で37万~63万テラベクレルになった。
INESの評価のレベル7にあたる数万テラベクレル以上に相当した。」
・・・???テラという単位は、1兆倍を表すらしい。
その1兆倍の数10万倍???単位の大きさに愕然としてしまう。

この報道によって、今回の福島原発の事故に伴う情報の隠ぺいが、
多くの被害を引き起こすことが推察される。
今回の発表には、2つの問題があると、素人の僕でも指摘できる。

1.放射性物質は様々なものが存在する。
今回の報道の放射性物質の総量報道は、放射性ヨウ素換算である。
この放射性物質の種類が、実はもう特定されているのではないかということだ。
もしヨウ素以外の危険性の高い物質が飛散していたら、被害がさらに大きくなるだろう。
今からでも、放射性ヨウ素換算では無く、放射性物質の種類と、量を発表すべきだと考える。

2. 3月15日には、これらのデーターを取得していたわけで、
知らぬは、日本人だけだったのではないか・・・。
現在は数値が下がってきているということから、発表したのかも知れぬが、とんでもないことだ。
そのデーターを取得した時点で、
速やかに、最低でも30キロ圏外への避難指示を出すべきではなかったのか。
諸外国が、自国民に、80キロ圏外への避難、あるいは日本脱出を指示したのは、
このデーターを知ったからではないのか。

この2つ以外にも問題はあると思うが、最悪の事故を、
当初は「事象」と表現していた、政府、東京電力、保安院・・・、
断罪されるべきだ!!
国民は、心底、怒らねばならない。

政府筋は言うのだろう。
そのまま言えば、国民がパニックになるから、
「安全だ、安心して・・」と表面で言いつつ、データーを隠ぺいしたのだ・・・と。
日本は、こんなに、国民を馬鹿にし、さらには、粗末に扱う国だったのだろうか。
国民の命の重さを何と考えるのか!!

  1. 私は、理系ではないし一般人です。でも、テレビ、ラジオ、新聞だけしか情報手段がない人達の多くは、今回の被害がとても大きい事を認知していないと思います。

    地震は人を不安にしています。原発どころではないというのが現状の気持ちではないのでしょう。

    地震国の日本は、リスクの高い物は必要ではないと思っています。ある話では、ある国の原発を停止し、廃炉にする為に90超円の費用が必要とのことです。

    安易なものは、多くのリスクを伴うということを人は知らなければならいし、考えなければならいと思いました。

    私の母は、40年前に当地に行き反対と危険性を告げる活動をしていましたが、無視された話しています。
    当時、閉塞された町に富をもたらす事業計画は歓迎されたかのように思いましたが、危険を感じた人達に反対運動もあったようです。
    大学の教授が反対運動に加わり、その後職を追われ、分けのわからぬ監視がついた話もあります。

    民主主義のはずなのですが、戦中と変わらぬ体制はずっと続いているのでしょう。

    日本人はとても強い民族だと思っています。
    その強い部分は、一般の人です。
    官僚や、政治家と呼ばれる人達は口だけだと思っています。
    本当に思っているなら、責任をかんじているなら

    日当1万以上で募集せず、自分達がこの現場で働きなさいといいたい。

    現場の募集に一般市民が安い(人の死に値しない金額で)応募しているそうです。
    可笑しい。
    ふざけんな!

    そんな思いと、応募した彼らを悲しい気持ちと応援をします。
    いろんな事情を抱えて行くのでしょう。

    特攻隊と同じですよね。

    • admin
    • 2011年 4月 13日 3:48am

    kei jelly 様
    コメントありがとうございます。
    本当に解せないのは、最も早く、最も多くの正しいデーターを持ち、
    最も的確に指示を出さねばならない、所謂、本部が、前線に無いこと
    です。自分たちは、「これは危ない」ということで、福島原発の
    現場から、福島県庁内に場所を移したり、東京の本社に居たままだったり・・・
    、現場で働く方々は、捨て駒という感覚なのでしょう。
    補償額、廃炉費用・・・ばかり考えている・・・
    ホント!!【ふざけんな!】です。
    若山祥夫

  2. 週刊誌にもありました。
    時給1万とか2万とか。

    結構若い人達が応募したみたいです。

    派遣切りで、職を失い行き場のない20代から40代の人達。

    東京の下町に、上野あたりにいた職のない人達が消えています。
    逃げる人もいるでしょう。
    でも、先の見えない人達は…。

    こんな日本って悲しい。
    うそで固めた政治や、社会。

    私の近辺の人達はほとんど年齢が70代以上でしょう。
    情報は、テレビでしょう。

    現状がどんなに大変なのかも感じていません。
    せめて、子供達を守りたい気持ちはありますが、どう行動していいのか?

    汚染は他の国の5分の1の暫定基準だと聞きます。
    食、水。
    必要不可欠な物が汚染されていきます。
    東京も当然影響を受けているはずなのに。

    地震国日本。
    耐震性のある建築は出来ているのに40年前の建築された福島原発の対応は?メンテナンスは?
    今後、東電にまかせずに管理しなければならないし、天下り先ではあってはならない。
    東大出てても意識をもてない人間に管理させてはいけない。

    そんなことを思う今です。
    私は、何も知識はないです。

    でも、廃炉にする為に莫大な費用がかかり、万が一があれば多くの人の命が脅かされる事を知って、目の当たりにして利益のみを考え推進した人達に腹がたちます。
    日本は地震とともにある小さな島国。
    やる気いっぱいの国民性もあります。

    5年後子供達に苦しみを与えたくない。
    今、なにもないけど数年後にこの影響が大人でなく子供達に、明日を担う子供達に影響が出てくることを心配します。
    誰も言わない。
    一部では真実みのあるルーマとしてでていますけど、多くの人は知らないのではないのでしょうか。

  1. トラックバックはまだありません。