全身麻酔・・・

今日と明日は、東京の代々木で、【第5回東京都食育フェア】  が開催される。
僕が所長を務めるNPO法人「食の未来研究所」もブースを持って出展予定だ。
ここでは、当研究所の活動案内をすると共に、
食の未来の形を探る【本物の市場】からの製品を紹介させていただく。

その準備にこの数日間、忙しくしていたスタッフには、申し訳なかったが、
昨日、静脈瘤の除去手術を受けた。
両足を同時に行うので、全身麻酔による手術だ。

昨日、朝の9時前に病院着。
手術用の着衣に着替えて、手術室へ。
N担当医が笑顔で出迎えてくれた。

手術前の準備として、血管の位置や血液の流れを超音波検査機などの機器で
最終チェックしながら、メスを入れる位置をマークするという。

これから、行われるであろう、手術台や、様々な器具や装置、
人工呼吸器、酸素マスク・・・が目に飛び込んでくる。

長年にわたって行われてきた危険のない手術だとN医師からは聞いていたが、
人生初めての全身麻酔での手術だし、嫌でも緊張感が高まってくる。
なんとなく、事前検診の時のそれと比べて、N医師の表情が緊張のためか、硬いし・・。

手術室へ入ってから、30分後、準備が整い、
麻酔科のS先生と、担当看護師が3名が寝台とともに、入室。

思わず、尋ねた・・・・。
「あれ?手術台があるのに・・・」
すると、S先生が、「まず、ここで、事前の処置をします。」と。

寝台に横になり、血圧計、心電計・・・などが、セットされ、
点滴のチューブが挿入された。

「だんだん、眠くなりますからね」
「えっ?もう麻酔薬が入ってきているのですか?」

「ええ、この白い溶液がそうです。」と、看護師の一人が、
点滴のチューブを指で示してくれた。
もうすぐ、体に入るところだった。

「僕、麻酔効きますかねえ・・・?」
「大丈夫ですよ・・・・」
・・・・・・・後は全く覚えていない。

「若山さん・・、聞こえますか・・?」目を開けると、N医師の優しい笑顔が
意識の中に入って来た。
そのまま、朦朧とした状態で、病室へ。
約3時間に及ぶ手術だった。

人生初めての全身麻酔・・・、当たり前だが、全くわからない中で、事は進んでいた。
麻酔が効いてから、手術台にうつぶせの態勢で移され、
人工呼吸器を喉から挿入され、3時間に及ぶ手術が始まり、
たぶん手術中には「メス!」とか・・N医師の指示が飛び、そして手術が終わり、
手術台から寝台に仰向けに移され、「若山さん・・、聞こえますか・・?」・・・・。

この間、当たり前だが、全くわからないのだから全身麻酔は凄い・・・。
下着もしっかり、手術用からはきかえさせてもらっていたし・・・。
新しい下着で、良かった・・・なんてね。

それから、回復のため病室で3時間をかけて、点滴しながらの安静状態をキープ。
手術は、人工呼吸器を取り付けた、うつ伏せ状態で行われたから、
安静状態から解放されても、頬のしびれ、喉の違和感は長く続いた。
夜の検診の時に、取り除いた静脈を見せていただいたが、
さっきまで、僕の足の中にあった、太いゴムチューブのような静脈を
目の当たりにして、ヒトの体の奥深さを感じたのだった。

いまは、今日に日付が変わって2時間が過ぎようとしているところだ。
手術終了から約14時間・・・さすがに、傷跡が痛い、
人工呼吸器挿入のためだろうか、喉も痛い・・・
でも、この代償として、きれいな??ふくらはぎが出現するはずだ・・・。

    • noz
    • 2011年 10月 9日 12:09am

    お疲れ様です。手術成功して本当に良かったです。しばらくは安静になさってください。

    • Yukiko Hamada
    • 2011年 10月 9日 3:54am

    無事のご帰還おめでとうございます。
    傷が完治したら、また自由に動き回り世界中を飛び回ってください。
    そしていつの日か…お目にかかれる日が来ることを、心待ちにしております。

    • admin
    • 2011年 10月 9日 5:06am

    noz様、Yukiko Hamada様

    コメントありがとうございます。
    安静を意識しつつ、でも、体は動いてしまうので、頑張ります!!

    若山祥夫

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