機上の狭い空間・・・良い関係を保ちたいものだ

一昨日、ロサンジェルスから成田までの機内・・・、
ロサンジェルス空港を飛び立って水平飛行になり、
CAの皆さんが、おしぼりを配りだした時から、
僕の前の席の乗客のところに、CAや、さらには、CAの責任者も・・
が何度も来て、何かを話し込んでいた。

話の内容はわからないが、それほど不穏な雰囲気でもなかったので、
常連の乗客だからかな・・・と思っていた。
旅慣れている感じの、僕より若い40代と思われるビジネスマン風のその乗客は、
僕がトイレに行く時に見た限りでは、席をフルフラットにして、毛布にくるまり、熟睡していた。

僕は機内で、映画を見たり、本を読んだりして、ほとんど寝ていないので、
彼がどのくらい寝ていたのかはわからないが、
たぶん、起きているだろう時には、CAが、これでもか・・・と思うくらいに、
彼のところに来ては話し込んでいたので、
「これは、いくらお互いに馴染みといっても、やり過ぎでは・・?」と思うようになっていた。

そうこうしている間に、成田空港に着いた。
僕は手荷物1つで、準備万端での到着なので、
ベルト着用のサインが消えると同時に立ち上がり、
僕の前のその乗客よりも早く、出口に向かう列に付いた・・・。
僕に続いて、その彼が並んだ。
そのまま、出口へ。

すると出口の先に、何度も彼のところに駆け寄って話し込んでいた、
CAの責任者が立っていた。
彼を待ち構えていたのだろう。
そのCAが僕の後ろの彼に話し掛けた・・・。

「○○様、このたびは本当に申し訳ありませんでした」
予想に反し、彼はちょっと乱暴に言い放った。
「もう、いいよ・・!」

この一言で、彼が、搭乗時か、出発直後に、なんらかのクレームを出したのだと、
気付いたのだった。

CAと彼とのやり取りは続いた。
前を行く僕には、やり取りがはっきり聞こえた。

「○○様・・・、今回のことに懲りず、引き続き、日本航空のご利用をよろしくお願いいたします。」「だって、何回言ったって、変わんね-じゃん」
(かなり乱暴な言い方になっていた)

何がトラブルというか、クレームの原因かはわからないが・・・。

「本当に、申し訳ございません」
「何言ってんだよ。言う相手を間違ってんじゃないの?」

気の毒に・・・、CAはひたすら謝り続ける。
「本当に、申し訳ございません」
「結局、何も食べてないんだぞ!」
(僕には、熟睡しているように見えたけど・・・、本当は拗ねてたのかな?)

・・・・そんなやり取りが、入国検査場直前まで続いたのだった。
まあ、どうでも良いことだけど。

機上で十数時間、空間を共にする・・・言わば、仲間みたいな存在が、
パイロット、CA,乗客・・・なのだから、その空間は、心地良い空間としたいものだ。

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